長年愛されるホラーゲーム

毎年この時期になると(もう数日が過ぎてしまいましたが)、私の周囲は夏の風物詩のようにとあるホラーゲームの話題で持ち切りになります。
とても有名なゲームなのでもしかしたら聞いたことがあるかもしれません、「SIREN」というゲームで、ゲームのリアルタイム期間である8月2日から5日は大いに盛り上がりを見せるのが毎年の光景になっているようです。
……とはいっても、私はこのゲームをプレイしたことがなく、毎年この時期になるとSNSのタイムラインにいるフォロワーが「異界入りだ!」と騒ぎ始め、宮田さんのジャガーが炎上するんだなぁということだけ知っていました(笑)
ですがあまりにも毎年毎年こうなので、流石に気になって解説動画を見てみたのですが、ゲームの構成や所々に仕込まれた伏線が面白くて、役者さんがこの作品を愛しているのも長年のファンがつくのも頷けます。
どうやら発売から20周年らしく、今年はリアルイベントも開催されていたようです。
世には多くのファンに愛される作品なんて沢山あるとは思いますが、どんな作品でも流行り廃りはありますし、人気も風化していくものだと思っています。
それが、長くシリーズものとして続いているわけでもなくてかつ古いゲームにも拘わらず、多くのファンに愛され続ける作品なんて中々ないと思いますし、強い興味を持ちました。
文字書きの視点としても、それだけのものを書けたらいいのになぁと思ったりもします。
とはいえまだまだにわかなので、またプレイ動画を追ったりして知識を深めていきたいなと思いますね。

夏の言葉

ここ数日、ひどく暑い日が続きますね。天気予報で30度を超える日々が続くと、げんなりすると共に、今年も夏が来たな、としみじみするものです。
暑いのは嫌なんですが、夏は嫌いじゃないんですよね。朝のちょっと涼しい時間の空気感や匂い、青々とした木々の姿、蝉の声、夏ならではの情景に心奪われてしまいます。
そんな夏の風情を表す夏の季語があるのですが、個人的に好きだったものを紹介していこうと思います。

・蝉時雨
ここ数日、朝起きて蝉の鳴き声を聞いて夏が来たな~と実感しています。そんな蝉の声がうんざりするくらい一斉に鳴く音を蝉時雨(せみしぐれ)と言います。
蝉時雨、と聞いて思い浮かべるのはアブラゼミの鳴き声なのですが、その中に時折ツクツクボウシやひぐらしの声が混ざると、ちょっとレア感があって嬉しくなりますね。

・影涼し
言葉のまま、影が涼しいことを言います。夏になると、毎日のように日傘をさして日除けをするのですが、そうしていてもついつい建物や木の陰を探してその下を歩いてしまいます。

・夜半の夏
よわのなつ、と読みます。つい夜更かしをして短くなってしまう夏の夜のことです。日本の夜は日差しはないものの蒸し暑くて寝苦しい日もあると思います。そんな中、寝れずについ夜更かしをしてしまうことがあるのですが、こんなきれいな言葉がついているなら夏の夜更かしもちょっと特別に感じますね。

ハワイアンミュージック

最近、読書用BGMにハワイアンミュージックを聞くことが多いです。読書を邪魔しないゆったりと穏やかで温かみのある曲はリラックス効果もあってゆったりと読書が楽しめます。
せっかくなのでハワイアンミュージックについてちょっと調べてみました。
ウクレレやスティールギターでポロンポロンとした優しい音で奏でられ、テンポはスローからミディアム、明るいメジャーコードの曲が大半のようです。暗めで重い曲がないのが読書用BGMにいいなって思う理由の一つ。ハワイアンミュージックといっても、その中でジャンルがわかれているようです。

○アイランドコンテンポラリー
人が想像する「The・ハワイアン」といった曲調

○コンテンポラリー
コンテンポラリー(現代的)な曲調。
ポップスのようだけど、よく聞くとハワイアンの要素が入っています。

○ジャワイアン
ジャマイカで有名なあのレゲエとハワイアンの要素があわさったものです。
リズムがしっかりしています。

○ちゃんと(オリ)
民族色の強い曲調。

その他にもあるようですが、色々あるんですね。ハワイアンミュージックのようなヒーリング効果のある曲は、自律神経の乱れを整え、緊張を解し、心拍数も落ち着くということが科学的に実証されているようです。
まさに読書にうってつけかもしれません。

眼の前がくるくると

読書をしていて、目がつかれたからちょっと休もうと思い、本を置いて横になったとたん…突然目がぐるぐるぐるぐると周りだしました。初めての体験で面食らってしまいましたが、たぶんめまいなのでしょうね。
まるでおとぎ話の主人公が、不思議な薬を飲んで異世界にぐるぐると落ちていくような感覚というのでしょうか……。高速で眼の前が回転してしまって目を開けてもいられず、そのまま闇に飲まれて奥底に深く沈んでいくようでした。
たまたまかなと思ったのですが、しばらくしてもう一度横になろうとしたらまた同じめまいに襲われて酔ってしまいました。
読書どころか、普通に生活するのもままならいほどの状態であわてて病院に行ってきました。
診察の結果、メニエール病というものだそうで、めまいと吐き気の発作を繰り返す病気らしく、内耳のリンパが増えてしまうことが原因のようです。
以前、突発性難聴にかかったことがあるんですが、どうやらそれが完治していなかったようで…低音が聞こえにくくなっていました。まったくそういった自覚はないんですけどね。
メニエール病になる原因としては、ストレスだとか疲労だとかではっきりとこれといったものはなさそうです。
調べたらスマホなどで目を疲れさせるのもよくないとのことなので、読書やスマホもほどほどにしないといけませんね。

藤の花に「をかし」を感じる

春になると、山々の淡紫色の藤が目に留まります。学生時代、通学途中に見かけたのを機に好きになりました。それまでは藤の花を知らなかったのですが、一度意識してしまうと案外どこにでも咲いていることに気付きます。
古典の授業で「いとをかし」という言葉を知った時はそれはもう衝撃的で、かつて平安の時代を生きた人々が、四季折々の自然を愛でる気持ちをこのたった五文字に載せ、「たいそう趣がある」という意味で使用していたことを学び、なんて素敵な表現だろうと思いました。今でも残るいろいろな文献でもこの「いとをかし」が使われているのを見かけます。身の回りの小さなこと一つにも趣があると感動している様は、今の私たちとなんら変わりはなく、自然を愛でてきた日本人の性なのかもしれないと感じました。
数年前の春、久しぶりに帰省し通学に使っていた道を通ると、やはり藤の花は咲いていました。決して派手ではない淡紫色の花房は、遠い昔の平安貴族の生活を目の前に浮かばせます。風雅な平安時代にタイムスリップしたような気持ちになりますね。職場の近くのあるお宅には庭に藤棚があり、春に通るととても見事な花房でした。いとをかし。いつでも愛でられるのは本当に羨ましいです。

すっぱいブドウ

小学生のころに、よく童話集などを読んだりしていました。とくに人魚姫が好きだったと記憶しています。話は悲しいお話だけど、人魚という存在に憧れがあったし、ストーリーも子供心にこれからどうなっちゃうんだろうってドキドキしました。
そんな童話集をいろいろ読んでるときに、不思議なお話がありました。それはこんな内容です。

キツネが高い木の上にある美味しそうなブドウを見つけます。そのブドウをなんとかして食べようと思ったけど、まったく手が届かず、食べることを諦めるしかありません。ブドウの木から立ち去る際に、キツネは「どうせあのブドウはすっぱくて美味しくもないに決まってる」といいました。

おわり。

え?なにこの話。これが子供の頃のこの話を読んだ感想です。短い上に人魚姫や白雪姫みたいなストーリー性もありません。子供からしたら夢もなくおもしろくもないお話で一体なんだったんだろうって。

これはイソップものがたりの有名な寓話の一つです。ストーリー性ではなく、自己の能力の低さを正当化したり擁護する…負け惜しみを表したお話です。今となったら、この短いお話の中で負け惜しについてを端的に表したすぐれた寓話なんですけど子供には理解できなかった(笑)
童話や昔ばなしって結構社会風刺や教訓を含んだ物が多いですよね。こういうことをしたらバチが当たるんだとか、いいことをすれば最後は報われるんだとか。すっぱいブドウは、負け惜しみはダサいってことを、当時は理解できなくても教えてくれていたんですね(笑)

美しい日本語表現

私が読書が好きな理由のひとつとして、日本語の美しさがあります。
単語ひとつとっても、いろいろな表現がありますよね。
ただ表現をするだけではなく、日本人、日本語特有の美しさが好きです。
いくつか好きな日本語表現をあげていこうと思います。

・花鳥風月(かちょうふうげつ)
自然の美しい景色のことです。
それを花、鳥、風、月で表すのって素敵じゃないですか?

・朧月夜(おぼろづきよ)
春の夜に月が霧やもやなどでほのかに霞んでいる景色
字面も言葉の響きも美しいです。
月を表現す言葉は美しいものが多いです。

・黄昏(たそがれ)
薄暗くなった夕方。
こちらも言葉の響きが美しいです。
夕方ひとつとっても、こうやっていろいろな表現があるのは素晴らしいです。

・恋煩い(こいわずらい)
恋によって悩み、まるで病にかかたかのようになる様子。
恋をするって素敵だけど、苦しく悩むことも多いと思います。
それを病気として表現するのも美しく感じます。

・胡蝶の夢(こちょうのゆめ)
夢と現実の境が曖昧なこと。人生の儚さ。
使い所は難しいですが、本当に美しい表現。

などなど上げたらきりがありません。
もっとたくさんご紹介したいですが、終りが見えないのでこの辺にしておきます。
みなさんはどのような表現がお好きですか。

ヒハツで健康に

とある健康に関する書籍を読んでいたら、「ヒハツ」というスパイスの効果がすごいということが書かれていました。内臓を中から温めたり、血圧を安定させたり、血管を健全にたもったり。体の中からぽかぽかするから、代謝がよくなりダイエットにもいいんだとか。
「ヒハツ」という名前を聞いたことがなくて、一体どういった香りがして、どういった用途で使う香辛料なのか全然想像がつきませんでした。ヒハツといはロングペッパーやピパーチ、島胡椒などとも呼ばれることがあるようです。インドや東南アジアでおもに生産されるコショウ科の植物で、コショウ科に属していることから、コショウに近い用途なのかなということは想像がつきます。
ためしにスーパーの、香辛料売り場に行ったら普通に「ヒハツ」の名前で売られていました。今まで意識していなかったので、普通に売られていることに気づいてなかったんだなぁ。早速購入してみると、見た目は普通のコショウとさほど変わらない感じがしましたが、香りはコショウよりもよりスパイシーというか、結構独特の香りがあって好き嫌いがわかれそうな感じですね。私も正直あんまり得意な香りではなく、しまった…と思いました。
使用法としては普通のコショウと同じように使えるらしく、肉料理やカレーなどに相性がいいとのことで、恐る恐るお肉にふりかけてみたところ、びっくりするほど美味しくなりました!あの独特の香りも、料理にふりかけたら深みになるというか…すごくおいしくてとても気に入りました。美味しく健康になれるのならそれが一番ですよね。
コーヒーや紅茶に入れても美味しいらしいので、今後も無理なく取り入れていきたいと思います。

ステルス値上げに一言

最近、値上げラッシュが凄まじいですね。原材料や原油の高騰や円安が原因だから、仕方がないといえば仕方がないんだけど…やっぱりちょっとしんどいですよね。気づけばあんなもの、こんなものまで?って感じで何でも高くなってる印象です。
値上げの中でも「ステルス値上げ」と呼ばれる、一見値段が変わってなくても、内容量が少なくなってたり、サイズが小さくなっているタイプのもの…これ地味に嫌です(笑)読書のお供に食べていたお菓子、気づけばめっちゃ少なくなってない?みたいな。普通に値上げしてくれたほうがと思うのはわたしだけなのかな?いや、値上げ大歓迎ってわけじゃないけど……。
たとえばお菓子やパン、気づけばどんどん量が減ってますよね。あの量がちょうどよかったのに~ってなります。あとは、バレないようにこっそり値上げしようって感じがちょっとひっかかりますね(笑)
値上げ自体はもう仕方がないし、避けられないんだろうなってのはわかるから、せめて正々堂々と値上げしてもらいたいです。でも、もしかしたらサイズが小さくなっても値上げしてもらったら困るって人もいるかもしれないから、一概にだめとも言えないんだけど。消費者全員が納得する方法なんてないと思うし。言ったら値上げ自体、消費者が望んでいないことだから納得を得られにくいし。やっぱり値上げの根本的原因を解決しないと難しいですね。

和菓子がおとも

みなさんは、和菓子と洋菓子どちらがお好きですか?
インターネットの調査によると和菓子よりも洋菓子のほうが好きと答えた人のほうが、多いようです。なんとなくわかる気がします。
私はどちらも好きですが、以前は洋菓子一択といった感じでした。けど、最近和菓子のよさに目覚めてきました。洋菓子に比べると、なんとなく地味だし、おばあちゃん感があるよなあなんて思って、つい洋菓子ばかりを買っていたんですよね。けど、和菓子ってやっぱり日本茶に合うんですよ。読書タイムのとき、緑茶を飲むことも多いんですが、そのときに人からいただいたどらやきを一緒に食べたらなんておいしいんだろうって思ってからは、ちょこちょこ和菓子を買うよになりました。洋菓子よりも動物性脂肪が少ないし、カロリーも低い。それにあんこには食物繊維がたっぷりで美容にもいい気がしています。
ただやはり和菓子といえどもお菓子はお菓子です。さっぱりしてる分、ついついもうひとつってなりがちですが…和菓子も糖質はそこそこ高いので気をつけないといけませんね。カロリーが気になるときは、寒天を使ったお菓子に切り替えようと思います。寒天はすごく低カロリーで食物繊維も豊富ですから。
さてさて、今日の読書のおともは何にしようかな?