本屋って実は楽しいのよ!

先日、友達とお出かけした時に「ボールペンが欲しいから本屋寄っていい?」と訊くと「ボールペンならコンビニでも売ってるし、雑貨屋行けば可愛いのとかいっぱいあるよ?」と言われました。たしかにそうなんですけど…なんとなく文房具=本屋のイメージが私にはあって、それに本屋だと厳選されたアイテムが置いてあるのでそれを見るのが好きなんです。ネット通販や電子書籍が便利になった今、本屋さんに少しでも協力したいですしね。なんてそんなことを話したら「どんだけ本屋好きなんだよw」って笑われてしまいました。…えっ、大好きですけど!?笑
結局その友達に本屋さんに付き合ってもらって一緒にファッション雑誌見たり、小説コーナーで「この作者は~」「この映画は~」なんて話したり、充実した時間を過ごしました。その子も思いのほか本屋での時間が楽しかったみたいで「また一緒に本屋行こう!」って言われてすごく嬉しかったです!
本屋のすばらしさが分かってもらえて嬉しい。もっともっといろんな人に知ってもらいたいです。便利な世の中だけど昔ながらの良さって絶対あると思うんですよね。店員さんの書いた力作POPとかすごく面白いし、思わぬ出会いがあったりするし。私はこれからも通い続けます!

念願叶った赤提灯での至福の一杯

大きな繁華街にある小さな赤提灯が灯る居酒屋へ行きました。そこは友人が一度は行ってみたかった飲み屋だそうで、満を持して二人で暖簾をくぐったのでした。あまり広くない店内の壁にはメニューがたくさん貼られていて、もうどれから頼んでいいか分からないほどでした。卵焼きや焼き鳥など定番メニューはもちろんのこと、セロリ、ブロッコリーなど単品野菜の盛り合わせや鍋物もあります。なかでも最も印象的だったのは、隣の席に座っていたパンクな青年3人がポップコーンを頼み、ひたすら酎ハイを飲んでいる姿でした。またポップコーンは3回ほどおかわりをしており、私達も思わず頼んでしまいそうな勢いを彼らから感じたものです。その風貌とふんわり漂う哀愁に、男の魅力を感じたのは言うまでもありません。
さて、このお店は私と友人が愛して止まない散歩や居酒屋歩きの達人でもあり、歌人でもある男性が紹介した飲み屋でした。以前よりこの方の著書を読んできた私達にとって、ここで過ごせたことはとても至福な時間でした。それは恐らく働いている方々のいい距離感や心意気からも感じることができました。
この夜を皮切りに、今後も赤提灯巡りをライフスタイルの一貫として取り込んでいけたらと思っております。そこには気の置けない飲み仲間の存在が必要不可欠であり、共に楽しむことができる誰かがいることに心から幸せを感じるのでした。

一度観たら病みつきになってしまう芝居のような映画

まるでお芝居を観ているような感覚を味わうことができる映画を観ました。公開される前から映画館で鑑賞しようと思っていたのですが、気付いたら既にレンタルDVDとなっていました。そんな念願の作品だったこともあり、かなり気合を入れて鑑賞したのでした。
主人公の女子高校生、彼女を取り巻く家族、突然現れた実母など。誰もが個性的でどこにでもいるようでいなそうなキャラクターばかりでした。特に印象的だったのは、退屈でいつも不機嫌な主人公でした。考え方が独特で発する言葉がユニークなところに愛着が持てたし、冷静で現実的な視野も兼ね備えており周囲にいる誰よりも大人に思えるところも面白かったです。しかしながらこの最も興味深かったところは、普通ではない環境で暮らす人々があたかも極々普通の日常生活を送っているような錯覚に陥るところだったと感じます。爆弾を作り警察から追われる女、ワニに子供を食われた女性、元嫁の妹と結婚する男性など、かなりスキャンダラスな境遇を生きる者達なのに、それを当たり前のように捉えてしまう自分がいることに驚きを覚えました。
エンディングは淡々と描かれていながらも幾つかの事件が起こり、不思議な幕の閉じ方をするのですが、これもまたしっくりときてしまうところがやはりこの作品の持ち味なのだと納得したのでした。お腹の底から湧きあがる大笑いや心の底から涙を流すようなエモーショナルな映画ではありませんが、鑑賞後は「面白かった」と心から感じました。こんな今までにない不思議な感覚を味わうことができる作品に出会たことは、とても貴重な経験でした。

心が打ちひしがれてもその根底には日常がある

短編小説のようで、実は全ての話が一つの線で結ばれている作品を読みました。戦後の混沌とした中で生きる家族を描いた物語ですが、客観的にかつ冷静に物事を見つめており、現代における家族を描いているような気分にもなる、一風変わった小説でした。
作品の中では日常の暮らしが事細かに描かれていましたが、父の失踪と死やその背景にある内縁の妻の存在など、複雑に入り組んだストーリーが展開されていました。エモーショナルに心情を描いた文章ではないため、知られざる真実を目の前にしても「そうだったんだ」と妙に納得してしまうところが、この小説の面白いところだと感じました。
私達は力を抜いたり、意気込んでみたり、切なくなって涙を流すことなど、心と感情が交錯しながら暮らしているような気がします。またどんなに平常心を装おうとも、悲しみや喜びに一喜一憂するのが現実だと思うのです。この作品は不条理な現実や深い悲しみに襲われたことを描く時、必ずと言っていいほどその背景が表現されています。例えば夕飯の食卓に並んだ豚肉の匂いやその時着ていた洋服の色など。それらのことからは、どんなことがあっても、日常がしっかりと根付いていることを知る事ができます。それは特異なことに思えるかもしれませんが、心にドスンとくるような重大な出来事を思い出す時には、意外とその時感じた匂いや風景などが頭をよぎるのかもしれません。こうしたことを考えると、この小説はリアリティと人の常が鮮明に書かれていることを改めて気付かされたのでした。

ワークブーツを駆使して甘辛コーディネートを楽しむ

数年前の冬のある日、出掛け先でお気に入りのロングブーツのファスナーが大破してしまい、ワークブーツを購入しました。雪や雨にも対応できる防水加工が施されており、お値段もお手頃で履きやすかったため、ものの5分で購入を決めました。あれから何回もの冬を共に過ごし、寒さから私の足を守ってくれております。
そんな愛着溢れるアイテムを眺めていると、私がファンである女性作家がファッション評論家との対談の際に着ていた装いを思い出すのです。その雑誌が出たのは秋が深まった頃で、黒にピンクの花柄のガーリッシュなワンピースとゴツイ形のワークブーツを組み合わせたとてもカッコいいコーディネートでした。あの対談を読んでから何年も経ちますが、今でも「あの装いは素敵」と思っていて、私も今持っているブーツを年中フル活用させて「甘辛コーディネート」をしたいと常日頃から心掛けております。
甘すぎず辛すぎず、丁度よい塩梅の女性でいるためにも、まずは服装から改心してゆこうと、切磋琢磨している今日この頃。こうした時間は、普段使わない脳の一部をフル活用しているようで、自分の中に眠っている感覚がいい具合に活性化していることに気付かされるのでした。

チャーミングでハートウォーミングな映画はいいものです

住人が留守の間、ペットがどんなことをして過ごしているのか気になるものです。動物好きな人であれば、猫や犬がどういう気持ちで暮らしているのか想像することもあるかもしれません。先日観た映画は、ペット達が主人公のチャーミングでちょっとドキドキした非日常を描いた作品でした。飼い主に従順な犬、食べることが大好きな太っちょな猫ちゃん、マッチョな男性が心から可愛がっている小鳥、みんなその家に暮らす人々が留守の間は、同じアパートメントに暮らす動物達と仲睦まじい時間を過ごしています。でもささやかなハプニングをきっかけに、大都市を舞台にした大冒険に繰り出すことになったのです。フィクションと分かっていながらもハラハラドキドキで、少々悪そうなギャング軍団のような動物が登場したりもしながら、軽快に物語は進んでゆきました。
この映画を観た時、私は少々元気がなくて落ち込み気味だったのですが、鑑賞後はとっても元気で爽快な気分になったものです。またペット達がみんな嬉しそうに飼い主の帰りを玄関に出迎える姿がまたキュートで、帰れる場所があるってなんて素敵なのだろうと感じたのでした。私もこんな風に「笑いと愛がある時間を過ごしてゆきたい」という小さな願望を胸にしながらも、日々の生活を忙しなく過ぎてゆくことを実感しています。

ゆるキャラ達と過ごす午後のひととき

ゆるい世界にどっぷりと浸ることは、なかなか良いものです。まるで温かい湯船に浸かりながらこのままここから出たくないと思うくらいにのほほんとした温かさを得ることは、今の私にとっても必要なことだと感じております。また現代の忙しさに身を置いているからこそ、小休憩をとることは、明日への活力にもなると最近常々感じることもしばしばです。そんな私にとって、最高にまったりとした心地良さを感じることができる作品があります。それは数年前に購入したマンガで、ある架空の街で広報誌を作る仕事をする女性が主人公の作品です。記事を書くために個性豊かなキャラクターを持つ住民達に会いにゆくストーリーで、出てくる人達がみんな「ゆるキャラ」といった設定は、疲れていても元気でも何だかとってもホッと心が温かくなります。誰もが生き急いでおらずマイペースに暮らしているところもまた共感できるからでしょうか。ちなみに部屋にこもってコーヒーとお菓子を食べながらこのマンガを読むことが好きで、数ヶ月に一度は休みの日の昼下がりを供に過ごしております。外の天気に振り回されることなくおうちでのんびりできることは、読書やマンガ鑑賞の最高の利点だと思いながら幸せを噛みしめることも少なくありません。そしてゆるさとユーモアの中に描かれる切なさにホロットしながらも、この作品は温かくて甘くて少しビターなココアのような味わいだと思うのでした。

恋愛に必要なのは気力と体力だと思う

「モテる」ということは罪なこと。
それは男性から熱烈なアプローチを受けたことがない私が、先日読んだ漫画から抱いたことです。ヒロインは仕事ができて、仁義を通すことができる筋の通った二人の男から求愛を受けております。「あー羨ましい」そんな気持ちが起こり、その思いが沸騰するかのごとく溢れかえった時、ふとあることに気付きました。それは「他者から好意を受けるということは、嫉妬や裏切りの標的となり深く傷つくことも多々ある」ということです。なぜならば、ヒロインの心が揺れ動くなかで、関係をこじらせてしまい思いつめた婚約者からひどい裏切りを受けたからです。その出来事は後に非常にドラマチックな展開を見せるのですが、もし私がその裏切りを受けてしまったら、一生立ち直ることの出来ないと強く感じました。しかしながらそこからもう一人の男性がヒロインの傷を受け止め、次第に二人の仲が深まってゆくというストーリーに憧れの念をも抱いたものです。そして恋愛とは体力と気力が必要なことを、改めて知ったのでした。
恋愛せずにパワーを温存している方が楽だと思ってしまうこともありますが、愛することは人生に必要なものです。誰かと寄り添い、お互いの足らないものを助け合いながら埋めてゆく。こうしたことを学ぶことができるのは愛することの特権でもあり、その気持ちを大切に紡ぐことで開けてゆくことはたくさんあると思うのでした。

意味を求めず作品の世界観を楽しむ

日々の生活において、全ての事柄をはっきりさせたいと思いながら生きている節があることに気付きました。問題を解決したいがために、白黒はっきりさせるような答えを出したいと意気込んでいる自分に、ちょっとした嫌悪感を抱いたのでした。
先日、満員電車の中である小説を読んでいました。この作品は幻想的で想像力を掻き立てられる物語です。長編小説なのですが、一つのストーリーに一人の登場人物を主役とした短編作品から構成されていて、エンディングには全ての話が結び付くような作品でした。人がひしめき合う電車の中で淡々と読んでいまいしたがどこか心が疲れていたようで、小説の意味を知りたいとがむしゃらになっていたのでした。そんな殺伐とした気持ちに気付いた時、意味なんて分からなくてもよいのではないかとふと思いました。その物語の世界に酔いしれてふんわりと全体像を知ることも読書の楽しみ方なのではないかと感じました。同時に私の心の奥底にある白黒はっきりさせようと意気込む気持ちに妙な違和感を覚えました。全てに意味を求めて答えを出すことも一つの考え方ですが、こんつめて物事を考えなくてもよいのではないかと感じました。
気持ちにゆとりを持って暮らすことは現代社会ではかなり大変なことかもしれませんが、意気込まずマイペースに幸せを求めることも悪くありません。この小説が忘れかけていた大切なことを思い出させてくれたことは、今でも心の中に深く刻まれています。

決してあなどれない呼吸のこと

人の寿命は呼吸の回数で決まるというお話を知人の女性から聞いたことがあります。人は息を吸って吐く数が生まれながらに決まっているようで、それを使い果たしてしまうことで、命の終りが訪れそうです。この話を聞いた時、私は妙に納得したのでした。
いつも緊張感にさいなまれていると、心拍数が上がり、頭に上手く酸素が行き渡らないものです。逆にどんな状況でも新鮮な空気を体中に送りこむことで、心は落ち着き頭の中もクリアになると感じます。これは一つの仮説なので「絶対」ではありません。しかしながらこうしたことを頭の隅に置いておくだけで、日々の生活は潤滑に回るような気がします。
以前読んだ禅について書かれた本にも、呼吸の大切さが書かれていました。姿勢を正すことや深い呼吸をすることで、私達の心の在り方も変わってくることを知り、非常によい勉強になりました。また臓器や筋肉はいつも健全に働くことが当たり前だと思っていましたが、しっかりと労り今こうして生きていることに感謝することを学んだものです。
気持ちに余裕が無い時こそ、肺をフル活用して息を送ることでモチベーションや思考は少しよい方向に変わるのではないでしょうか。知人から聞いた話や以前読んだ書籍を胸に、生命に密接に関わる体の働きに耳を傾けながら日々を過ごしてみようと思いました。こうした心意気は思考の変化だけではなく、自らの体を大切にする気持ちを改めて知ることにも繋がると感じています。

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