パンケーキと紅茶のお店

子供のころ、ぐりとぐらの絵本を読んだことがあるでしょうか?

日本では多くの子供たちが読んだことがあると思うのですが、私も例に漏れず、ぐりとぐらが大好きでよく読んでいました。思えばカラスのパン屋さんなど、食べ物が出てくる絵本をよく好んでいたなと思い出しました。食い意地が張ってますね……

中でもやはり、ぐりとぐらのふわふわのパンケーキは憧れで、母にこれを作って欲しいとねだっては、お母さんそんなもの作れないよ、と困らせていました(笑)

子供頃はなんで!と思いましたが、大人になってみればそれも当然だなとわかります。あんなボリュームのあるパンケーキ、作るのが難しそうにしか見えませんよね。

大人になっても時折、ボリューム満点のパンケーキを食べたいな、と思ってカフェにふらりと立ち寄ることがあるのですが、先日ぐりとぐらのパンケーキとはちょっと違うのですが、これまた美味しいパンケーキを食べる機会がありました。

そこは以前から行ってみたいなと思っていた紅茶飲み放題のお店なのですが、そこで出しているパンケーキもまた有名で、特注の型を用いたパンケーキが写真からでも美味しそうなのがわかります。

実際に注文してみると、期待通りというかそれ以上というか、お店の紅茶から作られたソースと合わせて食べるパンケーキはとても美味しくて、おかわりしたい気持ちになりました(笑)

もちろん紅茶の飲み放題も楽しみましたよ。少量の様々な種類の紅茶を次々と注いでくれて、お気に入りの茶葉が見つかったら帰りに購入できるようにもなっているのですが、お手洗いは凄く近くなりましたね……(笑)

そのお店もまた行きたいなと思いますし、調べてみると、ぐりとぐらのパンケーキそのままのようなものを提供してくれるカフェもあるようなので、また機会があったら食べに行きたいですね。

アートアクアリウム

少し前の話なんですが、「アートアクアリウム」というものへ友達に誘われて行ってきました。
その名の通りアートなアクアリウムなんだろうなあという安直な考えで気軽に行ったら、想像より幻想的で驚きました。金魚、光、音、匂い…五感すべてで楽しめ和風で妖艶で少しダークな感じのアクアリウムでした。
アクアリムといっても、展示されている魚は金魚のみです。ただ金魚といってもものすごい数の種類がいて、金魚しかいないからといって飽きることはありません。
それどころか、こんな金魚がいるのか、金魚ってこんな綺麗なんだって思わせてくれます。
金魚は子供の頃、縁日でやった金魚すくいの金魚をちょっと飼ってたくらいです。飼い方が分からなくて、飼育の本なんかを図書館で借りて育てようとしましたが、そんな甲斐もむなしくすぐに死んでしまいました。
だからかあまり金魚にいい思い出がないというか…きれいだとか、ましてや芸術的な視線でみたことがありませんでしたが、そんな考えが180度変わるようなものでした。
見るだけではなく、スマートフォンのカメラできれいな写真を撮るのも楽しかったです。すごく広いわけではないのですが、隅々をじっくり見て回ってので結構な時間楽しめました。
またそのうち行ってみたいと思います。

金木犀

秋になると漂う甘い香りの花、金木犀。まだ花を咲かせるには早いかもしれませんが、少し前から雑貨屋さんなどでは金木犀の香りのハンドクリームなどが売られるようになりました。
金木犀の香りは苦手、という方もいるかもしれませんが、私はこの時期ついつい金木犀関連の商品を買ってしまうんですよね。
雑貨屋さんで金木犀のコーナーができているのを見かけて、最近もまた金木犀グッズを増やしてしまいました(笑)
コーナーには先述したハンドクリームなどのボディケア商品以外にも、香水やルームフレグランス、フェイスパックなど様々な商品展開がされていて、金木犀の香りの商品が多くの人に愛されているのを感じますね。
ちなみに今回私が買ったのはハンドクリームとフェイスパックです。金木犀の香りのするフェイスパックを買ったのは初めてだったのですが、ほんのりと金木犀のいい香りがしてきてリラックスできます♪

そしてそういえば、金木犀の花言葉とか歴史とか、そういうったものを調べたことはなかったな~と思ったので興味を持って調べてみたところ、面白なーと思ったので書き残しておきます。
金木犀の花言葉は「謙遜」「気高い人」「真実」「真実の愛」。あんな強い香りがするのに「謙遜」?!って感じですよね(笑)どうやら香りではなく小ぶりの花の印象からこの花言葉になっているようです。
また、「あの世」を意味する「隠世」という花言葉もあるようで、よくギフトになる花なのに縁起の悪い言葉がついているなぁと思ったのですが、こちらは金木犀の強い香りによって邪気を祓うために神社に植えられたことが由縁になっているようです。どちらかというと、悪霊退散!といった感じですかね。

そういう神聖?な意味もあるなら、余計に持ちたくなっちゃう気持ちもあります(笑)
これから本物の金木犀の香りが漂い始めるのが楽しみですね。

長年愛されるホラーゲーム

毎年この時期になると(もう数日が過ぎてしまいましたが)、私の周囲は夏の風物詩のようにとあるホラーゲームの話題で持ち切りになります。
とても有名なゲームなのでもしかしたら聞いたことがあるかもしれません、「SIREN」というゲームで、ゲームのリアルタイム期間である8月2日から5日は大いに盛り上がりを見せるのが毎年の光景になっているようです。
……とはいっても、私はこのゲームをプレイしたことがなく、毎年この時期になるとSNSのタイムラインにいるフォロワーが「異界入りだ!」と騒ぎ始め、宮田さんのジャガーが炎上するんだなぁということだけ知っていました(笑)
ですがあまりにも毎年毎年こうなので、流石に気になって解説動画を見てみたのですが、ゲームの構成や所々に仕込まれた伏線が面白くて、役者さんがこの作品を愛しているのも長年のファンがつくのも頷けます。
どうやら発売から20周年らしく、今年はリアルイベントも開催されていたようです。
世には多くのファンに愛される作品なんて沢山あるとは思いますが、どんな作品でも流行り廃りはありますし、人気も風化していくものだと思っています。
それが、長くシリーズものとして続いているわけでもなくてかつ古いゲームにも拘わらず、多くのファンに愛され続ける作品なんて中々ないと思いますし、強い興味を持ちました。
文字書きの視点としても、それだけのものを書けたらいいのになぁと思ったりもします。
とはいえまだまだにわかなので、またプレイ動画を追ったりして知識を深めていきたいなと思いますね。

夏の言葉

ここ数日、ひどく暑い日が続きますね。天気予報で30度を超える日々が続くと、げんなりすると共に、今年も夏が来たな、としみじみするものです。
暑いのは嫌なんですが、夏は嫌いじゃないんですよね。朝のちょっと涼しい時間の空気感や匂い、青々とした木々の姿、蝉の声、夏ならではの情景に心奪われてしまいます。
そんな夏の風情を表す夏の季語があるのですが、個人的に好きだったものを紹介していこうと思います。

・蝉時雨
ここ数日、朝起きて蝉の鳴き声を聞いて夏が来たな~と実感しています。そんな蝉の声がうんざりするくらい一斉に鳴く音を蝉時雨(せみしぐれ)と言います。
蝉時雨、と聞いて思い浮かべるのはアブラゼミの鳴き声なのですが、その中に時折ツクツクボウシやひぐらしの声が混ざると、ちょっとレア感があって嬉しくなりますね。

・影涼し
言葉のまま、影が涼しいことを言います。夏になると、毎日のように日傘をさして日除けをするのですが、そうしていてもついつい建物や木の陰を探してその下を歩いてしまいます。

・夜半の夏
よわのなつ、と読みます。つい夜更かしをして短くなってしまう夏の夜のことです。日本の夜は日差しはないものの蒸し暑くて寝苦しい日もあると思います。そんな中、寝れずについ夜更かしをしてしまうことがあるのですが、こんなきれいな言葉がついているなら夏の夜更かしもちょっと特別に感じますね。

ハワイアンミュージック

最近、読書用BGMにハワイアンミュージックを聞くことが多いです。読書を邪魔しないゆったりと穏やかで温かみのある曲はリラックス効果もあってゆったりと読書が楽しめます。
せっかくなのでハワイアンミュージックについてちょっと調べてみました。
ウクレレやスティールギターでポロンポロンとした優しい音で奏でられ、テンポはスローからミディアム、明るいメジャーコードの曲が大半のようです。暗めで重い曲がないのが読書用BGMにいいなって思う理由の一つ。ハワイアンミュージックといっても、その中でジャンルがわかれているようです。

○アイランドコンテンポラリー
人が想像する「The・ハワイアン」といった曲調

○コンテンポラリー
コンテンポラリー(現代的)な曲調。
ポップスのようだけど、よく聞くとハワイアンの要素が入っています。

○ジャワイアン
ジャマイカで有名なあのレゲエとハワイアンの要素があわさったものです。
リズムがしっかりしています。

○ちゃんと(オリ)
民族色の強い曲調。

その他にもあるようですが、色々あるんですね。ハワイアンミュージックのようなヒーリング効果のある曲は、自律神経の乱れを整え、緊張を解し、心拍数も落ち着くということが科学的に実証されているようです。
まさに読書にうってつけかもしれません。

眼の前がくるくると

読書をしていて、目がつかれたからちょっと休もうと思い、本を置いて横になったとたん…突然目がぐるぐるぐるぐると周りだしました。初めての体験で面食らってしまいましたが、たぶんめまいなのでしょうね。
まるでおとぎ話の主人公が、不思議な薬を飲んで異世界にぐるぐると落ちていくような感覚というのでしょうか……。高速で眼の前が回転してしまって目を開けてもいられず、そのまま闇に飲まれて奥底に深く沈んでいくようでした。
たまたまかなと思ったのですが、しばらくしてもう一度横になろうとしたらまた同じめまいに襲われて酔ってしまいました。
読書どころか、普通に生活するのもままならいほどの状態であわてて病院に行ってきました。
診察の結果、メニエール病というものだそうで、めまいと吐き気の発作を繰り返す病気らしく、内耳のリンパが増えてしまうことが原因のようです。
以前、突発性難聴にかかったことがあるんですが、どうやらそれが完治していなかったようで…低音が聞こえにくくなっていました。まったくそういった自覚はないんですけどね。
メニエール病になる原因としては、ストレスだとか疲労だとかではっきりとこれといったものはなさそうです。
調べたらスマホなどで目を疲れさせるのもよくないとのことなので、読書やスマホもほどほどにしないといけませんね。

藤の花に「をかし」を感じる

春になると、山々の淡紫色の藤が目に留まります。学生時代、通学途中に見かけたのを機に好きになりました。それまでは藤の花を知らなかったのですが、一度意識してしまうと案外どこにでも咲いていることに気付きます。
古典の授業で「いとをかし」という言葉を知った時はそれはもう衝撃的で、かつて平安の時代を生きた人々が、四季折々の自然を愛でる気持ちをこのたった五文字に載せ、「たいそう趣がある」という意味で使用していたことを学び、なんて素敵な表現だろうと思いました。今でも残るいろいろな文献でもこの「いとをかし」が使われているのを見かけます。身の回りの小さなこと一つにも趣があると感動している様は、今の私たちとなんら変わりはなく、自然を愛でてきた日本人の性なのかもしれないと感じました。
数年前の春、久しぶりに帰省し通学に使っていた道を通ると、やはり藤の花は咲いていました。決して派手ではない淡紫色の花房は、遠い昔の平安貴族の生活を目の前に浮かばせます。風雅な平安時代にタイムスリップしたような気持ちになりますね。職場の近くのあるお宅には庭に藤棚があり、春に通るととても見事な花房でした。いとをかし。いつでも愛でられるのは本当に羨ましいです。

すっぱいブドウ

小学生のころに、よく童話集などを読んだりしていました。とくに人魚姫が好きだったと記憶しています。話は悲しいお話だけど、人魚という存在に憧れがあったし、ストーリーも子供心にこれからどうなっちゃうんだろうってドキドキしました。
そんな童話集をいろいろ読んでるときに、不思議なお話がありました。それはこんな内容です。

キツネが高い木の上にある美味しそうなブドウを見つけます。そのブドウをなんとかして食べようと思ったけど、まったく手が届かず、食べることを諦めるしかありません。ブドウの木から立ち去る際に、キツネは「どうせあのブドウはすっぱくて美味しくもないに決まってる」といいました。

おわり。

え?なにこの話。これが子供の頃のこの話を読んだ感想です。短い上に人魚姫や白雪姫みたいなストーリー性もありません。子供からしたら夢もなくおもしろくもないお話で一体なんだったんだろうって。

これはイソップものがたりの有名な寓話の一つです。ストーリー性ではなく、自己の能力の低さを正当化したり擁護する…負け惜しみを表したお話です。今となったら、この短いお話の中で負け惜しについてを端的に表したすぐれた寓話なんですけど子供には理解できなかった(笑)
童話や昔ばなしって結構社会風刺や教訓を含んだ物が多いですよね。こういうことをしたらバチが当たるんだとか、いいことをすれば最後は報われるんだとか。すっぱいブドウは、負け惜しみはダサいってことを、当時は理解できなくても教えてくれていたんですね(笑)

美しい日本語表現

私が読書が好きな理由のひとつとして、日本語の美しさがあります。
単語ひとつとっても、いろいろな表現がありますよね。
ただ表現をするだけではなく、日本人、日本語特有の美しさが好きです。
いくつか好きな日本語表現をあげていこうと思います。

・花鳥風月(かちょうふうげつ)
自然の美しい景色のことです。
それを花、鳥、風、月で表すのって素敵じゃないですか?

・朧月夜(おぼろづきよ)
春の夜に月が霧やもやなどでほのかに霞んでいる景色
字面も言葉の響きも美しいです。
月を表現す言葉は美しいものが多いです。

・黄昏(たそがれ)
薄暗くなった夕方。
こちらも言葉の響きが美しいです。
夕方ひとつとっても、こうやっていろいろな表現があるのは素晴らしいです。

・恋煩い(こいわずらい)
恋によって悩み、まるで病にかかたかのようになる様子。
恋をするって素敵だけど、苦しく悩むことも多いと思います。
それを病気として表現するのも美しく感じます。

・胡蝶の夢(こちょうのゆめ)
夢と現実の境が曖昧なこと。人生の儚さ。
使い所は難しいですが、本当に美しい表現。

などなど上げたらきりがありません。
もっとたくさんご紹介したいですが、終りが見えないのでこの辺にしておきます。
みなさんはどのような表現がお好きですか。