教皇選

話題になっていた映画「教皇選挙」を少し前に見てきました。
この映画はロバート・ハリスの同名小説を原作とし、エドワード・ベルガー監督が手がけた政治サスペンスです。バチカンの秘密主義と教皇選出の舞台裏を描いた作品です。
正直、カトリックについてやローマ教皇についての知識がほぼないため楽しめるか不安ではあったのですが、あまりにも面白いと評判だったし、劇場をみたらチケットがかなり売れていて当日だと席の確保ができないほどだったのでこれはあたりかもしれないと思って行ってみました。
結論から言うと、そこまでカトリックに詳しくなくても楽しめます。とても良質な映画でした。
公式サイトに簡単な用語説明と、自分相関図があるので、それさえ見ておけばOKというか、より深く理解できると言う感じですかね。

あらすじ(ネタバレなし)は
ローマ教皇の急死を受け、世界中から100人を超える枢機卿たちがバチカンのシスティーナ礼拝堂に集結し、新教皇を選出する「コンクラーベ(教皇選挙)」が始まります。​選挙を取り仕切るのは、イギリス出身のローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)。​彼は、教会の未来を左右するこの重要な選挙を公正に進めようと努めます。​
しかし、選挙が進む中で、ローレンスは故教皇が生前に密かに任命していた新たな枢機卿、ベニテス大司教の存在を知ります。​この予期せぬ展開により、選挙は混迷を極め、教会内部の秘密や陰謀が次第に明らかになっていきます。​
この映画は緊迫した密室劇で、​システィーナ礼拝堂という閉ざされた空間で繰り広げられる心理戦と権力闘争が、メインとなるサスペンスです。
詳しくかくとネタバレになってしまうので控えますが、本当に良い映画です。
選挙の裏側、策略、心理戦…あと重厚な音楽に映像美、どれをとっても楽しめると思います。ご興味ある方はぜひ見てみてくださいね。