オリジナルソングなんて

子供の頃、将来になりたい職業がいっぱいありました。年齢によっても違っていました。幼い頃は純粋に夢という感じで、成長するにしたがってだんだん現実味を帯びてきます。以前、一緒に仕事をしている人の息子さんが歌手になりたいと言っているということを聞いたことがあります。そういえば、私も女優さんになりたいって思ったことがありました。みんな一度は通る道かもしれません。それを現実的な夢と考えるかどうかは別として。先日、またその息子さんのことが話題になって、その場にいた数人が口々に勝手なことを言っていました。もちろん、みんな肯定的な意見で応援する気持ちでしたけどね。でも、現実には相当厳しくて難しいことなんですよね。最近はアイドルでなければ、シンガーソングライターかダンサーが中心なんだそうです。息子さんはオリジナル曲がないから、余計難しいんだって。その時、それを聞いた先輩が私の肩をポンポンと叩きました。「それなら、オリジナル曲を作ってあげたらいいんじゃない?」って。それは無茶ぶりというものです。なのに、みんな「それがいい」と簡単に言うんですもの。私は読書が好きだし、文章を書くのも好きだけど、歌なんて作る趣味はないんです。けど、その場はもう盛り上がってしまって、私の意見なんてお構いなしに事は進んで行きました。
結局、やってみることになってしまったんです。とりあえず今は、歌詞を書いています。