チャーミングでハートウォーミングな映画はいいものです

住人が留守の間、ペットがどんなことをして過ごしているのか気になるものです。動物好きな人であれば、猫や犬がどういう気持ちで暮らしているのか想像することもあるかもしれません。先日観た映画は、ペット達が主人公のチャーミングでちょっとドキドキした非日常を描いた作品でした。飼い主に従順な犬、食べることが大好きな太っちょな猫ちゃん、マッチョな男性が心から可愛がっている小鳥、みんなその家に暮らす人々が留守の間は、同じアパートメントに暮らす動物達と仲睦まじい時間を過ごしています。でもささやかなハプニングをきっかけに、大都市を舞台にした大冒険に繰り出すことになったのです。フィクションと分かっていながらもハラハラドキドキで、少々悪そうなギャング軍団のような動物が登場したりもしながら、軽快に物語は進んでゆきました。
この映画を観た時、私は少々元気がなくて落ち込み気味だったのですが、鑑賞後はとっても元気で爽快な気分になったものです。またペット達がみんな嬉しそうに飼い主の帰りを玄関に出迎える姿がまたキュートで、帰れる場所があるってなんて素敵なのだろうと感じたのでした。私もこんな風に「笑いと愛がある時間を過ごしてゆきたい」という小さな願望を胸にしながらも、日々の生活を忙しなく過ぎてゆくことを実感しています。

ゆるキャラ達と過ごす午後のひととき

ゆるい世界にどっぷりと浸ることは、なかなか良いものです。まるで温かい湯船に浸かりながらこのままここから出たくないと思うくらいにのほほんとした温かさを得ることは、今の私にとっても必要なことだと感じております。また現代の忙しさに身を置いているからこそ、小休憩をとることは、明日への活力にもなると最近常々感じることもしばしばです。そんな私にとって、最高にまったりとした心地良さを感じることができる作品があります。それは数年前に購入したマンガで、ある架空の街で広報誌を作る仕事をする女性が主人公の作品です。記事を書くために個性豊かなキャラクターを持つ住民達に会いにゆくストーリーで、出てくる人達がみんな「ゆるキャラ」といった設定は、疲れていても元気でも何だかとってもホッと心が温かくなります。誰もが生き急いでおらずマイペースに暮らしているところもまた共感できるからでしょうか。ちなみに部屋にこもってコーヒーとお菓子を食べながらこのマンガを読むことが好きで、数ヶ月に一度は休みの日の昼下がりを供に過ごしております。外の天気に振り回されることなくおうちでのんびりできることは、読書やマンガ鑑賞の最高の利点だと思いながら幸せを噛みしめることも少なくありません。そしてゆるさとユーモアの中に描かれる切なさにホロットしながらも、この作品は温かくて甘くて少しビターなココアのような味わいだと思うのでした。