予感は当たりました

先日、朝起きたら喉に違和感がありました。唾をのみ込んだら少しだけ痛いような……。風邪薬を飲んでおいた方がいいかな、なんて頭の隅っこで考えながら出勤の準備をしていたんだけど、結局、いつものように時間に追われてしまって、お薬どころではありませんでした。でも、そんなにも気には留めていませんでした。電車では運よく座ることができて、小説を読むことができました。少し前からシリーズで読み続けている小説です。本当に面白くて、そのおかげで毎日が楽しいと思えるくらいです。ところが、もうすぐ乗り換えの駅に着くからと、キリのイイところで本を閉じてバッグにしまったときです。なんだか頭が重たかったんです。肩も凝ってるような気がしました。その上、腰も痛いような、だるいような……。なんだか悪い予感がします。高い熱が出る前って、いつもこんな感じだと思ったんです。
なんとなく変だなって思いながらも午前中の仕事を終えました。けど、ランチの時間になったのにお腹が空いていないんです。だから、ビタミンドリンクとおにぎりで軽く済ませてしまいました。
そしたら、午後からなんだか寒気が……。案の定です。測らなくても熱が出てきたのがわかりました。結局、少し早めに帰宅させてもらって病院に行くことになってしまったんです。やっぱり、朝からの違和感はその前兆だったんですよね。今度からは、早めに対処しようと心に誓いました。

着物っていいな

先日、職場にいらしたお客様が着物をお召しでした。思いがけずその姿に一瞬見とれてしまいました。だって、着物の美しさもだけど、その女性がすごくキレイで魅力的な人だったんです。お仕事が日本舞踊の先生とのことでした。そりゃしっくりくるはずです。その日も打ち合わせの後にお出かけのご予定がおありだったようです。お正月や成人式以外に着物の出番って夏祭りの浴衣くらいという人が多いなか、あんなふうに普段に着物って素敵です。
でも、この前、読んだ小説に出て来た女性の二人連れも着物でした。帯がどんな柄かという描写まであったから、その姿が目に浮かびました。それに、小説の舞台が京都だったから、似合いますよね。賀茂川沿いの小道や下賀茂神社などが出て来たから、ほんと絵になります。ちょうどその小説を読んだところだったから、職場で出会った女性のことが余計に印象に残ったのかもしれません。目の前にそんな人がいたら、いいなって憧れるのに、じゃあ自分は……というと、まずありえません。お正月でさえその選択肢がないんですから。でも、せっかく日本人に生まれたんだから、もう少し興味を持ってもいいはずなんですよね。振袖は海外ではドレスに匹敵するんですもの。思い切って挑戦してみようかな。和装でみんなをアッと驚かすのも楽しいかもしれないですしね。