吉方位って信じる?

『今日の運勢』を出勤前に見てしまうと、普段、「占いは信じない、それでは動かない」と明言していても知らず知らずのうちに気にしてしまいます。注意した方がイイと言われたことは注意しようと思うし、いけないと言われたことは避けようと思ってしまいます。ただ、それで物事を決めようとは思わないんですよね。意外にも世の中には、政治家や会社経営者であっても、占い師に相談して何かを決める人が多いんだそうですね。
先日、それこそたまたま見かけたコラムが心理テストについて書いてあって、『気になる事と方位』について解説してあったんです。コラムの中に、『今、一番気になることは?』という質問があって、その答えの選択肢が4つありました。その4つそれぞれに、解消するために最適な『方位』と対処方法が書いてあるんです。普通の占いと違って、心理テストとなれば、なんとなく信頼できるように思います。もちろん、占いが信頼できないと言ってるんじゃないですけどね。まぁ、結局、心理学も占いも統計学だから、そういう意味では信頼できなくはないんですよね。
そして、読んだからには、そのテストもやってみました。だから、私が気になることを解消するという方位も確認しました。けど、その方位が北西と北だったんだけど、「うーん」という感じです。そっちに誰かに出会えるような場所ってあったかな。それを調べるところから?と考えると、実行に移すのにはちょっと時間がかかりそうです。

オフィス街の鳥たち

ここ数年思ってたことは、なんだか最近スズメってあんまり見かけないなぁっていうことです。子供のころはもっと沢山いたような気がするし、以前は電線にズラーっと並んでとまっていた記憶があります。それこそ、昔話には人と生活を共にしていたというくらい身近な存在として登場しています。子供のころに読んだ物語には普通に出て来ていましたもの。
特に私の職場付近ではオフィス街だからかあんまり姿を見ません。繁華街にはいるんでしょうか。でも、なんだかイメージが浮かびません。けど、職場の最寄り駅の駅前広場には鳩がいます。そこは駅の広場だけど、毎週末にはフリーマーケットが開催されていますし、公園のような感じです。待ち合わせをする人、お弁当を食べる人、本を読む人、木陰に腰かけてぼんやりしている人など、ほんとうに憩いの場と言ってもいいくらいです。だから、そこには鳩が似合います。通勤で通る時にも、のどかなだなぁって感じるんです。
先日もそう思いながら駅前広場を通りすぎて職場に向かっていたら、道路わきの植木の下に2羽のスズメの姿を見つけたんです。雨上がりだったから歩道にできた小さな水たまりのところにいました。水を飲んでいたようにも、羽を洗っていたようにも見えました。思わず「可愛い」と声に出し、「こんなところにいたんだ」という温かい気持ちになりました。その日私は思いがけない発見に、とってもいい気分で職場に向かいました。

音楽の記憶

この前、ラジオから流れてきた曲はすごく懐かしい曲でした。イントロを聞いただけで、なんだか胸がキュンとなってしまったんです。「なんだこの現象は」と自分でも驚きました。その曲はドラマの主題歌にもなっていたから、そのドラマも思い出しました。毎週楽しみにして観ていたなぁと、なんだかしみじみしてしまうほどです。そして、そのドラマが大好きになったから原作ももちろん読みました。ドラマを先に見たから、原作もその女優さんや俳優さんのイメージを持ちながら読んでいたっけ。本当に夢中だったなぁ。それに糸が繋がっていたかのように、その頃のことが次々と思い出されてきました。やっぱり、記憶には聴覚が一番影響するのかもしれません。ビューンって一瞬にして過去の自分に戻ってしまいますものね。そんな時には少しだけ戻りたいっていう気持ちになります。だからと言って、それはうしろ向きな気持ちではありません。イイことも悪いことも音楽と一緒に美しくなって流れてくるんです。流れの中にもう一度入りたいなっていう感覚です。
ラジオは時折、こんな風に思いがけない歌に再会できるところがいいんです。耳にした瞬間「あっ、この歌」って心が踊りますもの。その日も思いがけず、素敵な時間だったなぁってその後も懐かしく温かい気持ちでいっぱいでした。

感動できますように

先日、朝、出勤したら後輩が目を腫らしていたんです。彼氏と喧嘩でもしたのかと聞いてみたら、そうではなく原因は読書でした。実話に基づいた恋愛小説で、彼氏が病気と闘うことになるストーリーだそうです。読み始めたらやめられなくなって、ついつい深夜まで読んじゃって、なおかつ号泣したらしいんです。そうなんですよね。夜に泣くと、翌朝に瞼が腫れることを私はよく知っています。今までに何度も経験がありますもの。そうなったら熱いタオルを瞼に充てて応急処置をしたものです。彼女にも教えてあげたから、しばらくタオルを当てていました。
そんなことがあってから数日後、彼女にその本を勧めれたんです。話題になってるのは知ってたけど、まだ読んではいないってこの前話したからです。「絶対に涙が止まらなくほど感動するから、読んでほしい」って。そんないきさつがあって、私は会社の後輩からその本を借りました。でも、こういうのって本当はちょっと苦手なんです。たぶんイイ本なんだとは思うけど、本当に涙が止まらなくなるほど私も感動するかどうかはわかりません。映画だって、あまりにも前評判が良すぎると、私って入り込めなくなるんです。期待しすぎて。
万が一、本当に涙が止まらなくなったらと考えて、寝る前に読むことは避けようと思っています。電車の中も危険です。そう思うから、まだ読み始めていません。でも、一番心配なのは、そこまで感動できなかったときのこと。彼女の期待を裏切りたくないという気持ちもありますしね。だからと言ってウソは嫌です。「本当に感動できますように」って、今、祈るような気持です。

占い師が予言していたかも?

歌手や俳優、芸人であっても物を書くことに秀でている人っていますよね。それを肩書にすると、いくつあるんだろうっていうくらい多才な人もいます。先日、ある文学賞作家さんのことが書かれた記事を読みました。その人は芸人さんだけど文学賞を受賞して話題になった人です。その彼が何年も前に、そのことを予言されていたのでは……といった内容の記事でした。ある時、友人と一緒に占い師さんに見てもらったときに、ちょうどその年齢に何かがあると言われていたんだそうです。けど、疑い深い私は「うーん」です。ハッキリ受賞のことを言われたわけじゃないじゃないって。私の場合、もともと占いを信じていないからということもあります。けど、信じていなくても、雑誌やテレビなどで目にするとつい見てしまいますけどね。彼は受賞してから、そういえば、前に言われたのはこの年齢だったってことみたいなんです。でも、まぁ、彼がそう思うんなら、きっとそうなんだと思います。そういえば、私も学生の頃にたまたま見てもらった占いで、ある年齢になったら状況が変わってお金持ちになるって言われたことがあるんです。けど、その年齢はもう過ぎてしまいましたけどね。未だにお金持ちにはなっていません。占いってやっぱり『当たるも八卦、当たらぬも八卦』なんですね。

オリジナルソングなんて

子供の頃、将来になりたい職業がいっぱいありました。年齢によっても違っていました。幼い頃は純粋に夢という感じで、成長するにしたがってだんだん現実味を帯びてきます。以前、一緒に仕事をしている人の息子さんが歌手になりたいと言っているということを聞いたことがあります。そういえば、私も女優さんになりたいって思ったことがありました。みんな一度は通る道かもしれません。それを現実的な夢と考えるかどうかは別として。先日、またその息子さんのことが話題になって、その場にいた数人が口々に勝手なことを言っていました。もちろん、みんな肯定的な意見で応援する気持ちでしたけどね。でも、現実には相当厳しくて難しいことなんですよね。最近はアイドルでなければ、シンガーソングライターかダンサーが中心なんだそうです。息子さんはオリジナル曲がないから、余計難しいんだって。その時、それを聞いた先輩が私の肩をポンポンと叩きました。「それなら、オリジナル曲を作ってあげたらいいんじゃない?」って。それは無茶ぶりというものです。なのに、みんな「それがいい」と簡単に言うんですもの。私は読書が好きだし、文章を書くのも好きだけど、歌なんて作る趣味はないんです。けど、その場はもう盛り上がってしまって、私の意見なんてお構いなしに事は進んで行きました。
結局、やってみることになってしまったんです。とりあえず今は、歌詞を書いています。

昔からの物語

先日、友人と一緒に日帰り旅行に出かけました。ある有名な神社にも行って、とても厳かな気持ちになりました。参道には大きな木がトンネルのようになっていて、そこは空気がとても澄んでいる感じがしました。けど、そんな美しい神社の境内で、私はちょっと不思議な光景を目にしたんです。お参りができる数か所のどの場所にも、ちょうどお賽銭をいれる箱の近くに卵がお供えしてあったんです。「なんで卵なんかあるんだろう」と首を傾げていたら、友人がこう言ったんです。「ここは蛇の神様がいるんだって」って。だから、卵がお供えしてあるそうなんです。古くからの言い伝えで、それは日本書紀に書かれていることなんだそうです。そして、実際にも多くの人が大蛇を見てるんだとか。友人は蛇を見たという人を知っているって言っていました。それに、他には古事記にある恋物語の言い伝えもあるそうです。そういうお話を聞くと、なんだか気持ちは遥か古に飛んで行きそうです。旅先で訪れたところが古事記や日本書紀に書いてあるということをたまに耳にすることがあるけど、それだけでその場所が魅力的に感じます。いつか本で見た挿絵が頭に浮かんでくるようです。古事記や日本書紀などの古い書物って、そのままでは難しくて読めないけど、現代文にして解説してあるものはすごく面白いですよね。その神社のいわれをもう少し詳しく知りたいなって今、思っています。久々に、日本書紀を読んでみますか。

ルイボスティにッミルクを

以前、ルイボスティーを知人から頂いて飲んだことがあります。ちょっとクセのある味だったように記憶しています。でも、その色は紅くてとても美しいですよね。健康や美容にもイイってその時に聞いたと思います。そのうえ、不妊治療やアトピーにも効果があるんだとか。だから『奇跡のお茶』なんて呼ばれているそうです。けど、それからしばらく経ってしまって、その存在を忘れかけていました。それが先日、ある雑誌のコラムに書いてあったんです。ルイボスティーにミルクを入れると美味しいって。色も綺麗なミルクティ色になるんです。写真が載ってたけどコックリとした美しさでした。紅茶と同じように好みでお砂糖を入れてもいいんだって。でも、それは紅茶とは全く異なるものです。南アフリカでしか採れないマメ科の植物の葉を乾燥させたものなんです。そして、南アフリカでは300年以上も前から飲まれていて、「不老長寿のお茶」とも言われてるんですって。ノンカフェインだから赤ちゃんや妊婦さんにもイイんです。そういえば、ペットボトルのものを飲んだこともあります。ちょっと苦いけど私は好きでした。なんか苦みもいつまでも口に残るような味じゃなくて、クセになる感じでしたしね。久々に飲んでみようかな。美肌効果にも期待できるし、またマイブームになるかも。

予想外の幸せ

全く期待していない時に思いがけず嬉しいことがあったら、それはもう幸せな気持ちになりますよね。たとえば、入試や何かの試験です。そりゃ、受かりたいという気持ちはあるけど、考えれば考えるほど、きっとダメだって思えるとき。問題を解けたという感覚を持てなくて、どう考えても落ちるだろうと諦めていたときに、まさかの合格の知らせがあったら飛び上がってしまいます。嬉しい気持ちって、予想外のときには驚きと喜びが入り混じって押し寄せてきますもの。
私は仕事でもそんな経験があります。たぶん契約にはならないだろうと完全にあきらめムードだったのに、思いがけず契約に繋がったことがあったんです。もう天にも昇る気持ちになりました。心臓がドクドクと鳴りだして、うまく次の言葉が見つからないような……幸せだったなぁ。今、読んでる小説にもそんな場面があったから、ついその時のことを思い出してしまいました。小説の主人公は銀行からの融資を断られると思っていて、今後のことを考えると道はなく、もうダメだと思い悩んでいました。相手の言葉を聞く際に、完全に断りの言葉を受ける覚悟をしていたんです。そうしたら、予想に反して融資をしてくれるという返事だったんです。彼はあっけにとられるというか、ポカンとしていたという感じです。あ、もちろん、これは実際には見たわけではないから文章からのイメージですけどね。でも、本当に主人公の喜びを感じることができたから、自分自身のことも思い出したんです。そんな風にすごく幸せなことって、最近何かあったかなぁ。

こだわりの物ってなんだろう

先日、『一流のリーダーたちのアクセサリーが控えめな理由』というコラムを読みました。私はそのコラムに書かれているような超一流のリーダーの方なんて知人にはいないから、ピンとはこなかったんだけど、その内容はすごく納得できるものでした。ビジネス本にもよく出て来る『一流』という言葉。そんな人々は自分のこだわりを持ってアクセサリーを選んでいるというのです。「周りの人が欲しがっているから」とか「多くの人達が買っているから」などの理由で購入することなんてないんです。全て自分の価値観に基づいているというんです。それは自分なりの意味があって、ここぞという時に身に着けるものなのです。そして、絶対に見せびらかしたりしないんですって。だから「一流のリーダーはゴールドの腕時計をしない」なんて書いてありました。むしろ、見え隠れするもの、垣間見えるものにこだわり、そこに装いの美学が生まれているんですって。
そのコラムには、ある男性のお話が載ってたんですけど、彼のこだわりは『カフス』でした。それを読んだ瞬間、「そういうことか」と理解できました。周りの人や流行りに踊らされることなく、自分なりの装いの美学を持っている人って、想像しただけで素敵ですよね。
私もひとつくらい、何か自分なりのこだわりを持ちたいなって思ってしまいました。