数学は苦手でした。小学生の頃はそんなに思わなかったけど、中学、高校と進むにつれて、どんどん苦手になっていきました。高校ではもちろん文系に進んだから、その頃は「私は文系だから」ということを盾にしていたように思います。そして、大人になってからはと考えると、計算は簡単な暗算はするものの、大概は電卓を使いますし、パソコンでは計算式が入っています。だから計算には困りません。微分積分なんてことも普段の生活には使わないし、そんなに重要ではなかったな、なんて思っていたんです。
けど、先日、読んだコラムによると、ちょっと違うようでした。日常生活の中で、一見関係なさそうでも、数学的な考え方をすれば答えが見えてくるというんです。そこには、何かをわざと挿入することで、ミスをなくすことの説明がありました。それは単純な道案内のときなどでも言えることなんだそうです。特に、車の渋滞の理屈などは言われてみれば……と納得ができます。数学的には前の車との間に決まった車間距離を取って走っていた方が結果的に早いというんです。そもそも前が移動しないことには進めないんだから、前が詰まっているところを詰めると、渋滞が起きて余計に時間がかかるという理論です。確かな理論です。これが数学的な考え方なんですね。他には宝くじが当たる確率についても書いてありました。大人になった今、生活の中での数学的な考え方は意外と面白いかもしれません。
ご当地のお菓子
先日、雑誌で全国のお土産になる人気のお菓子の特集を見かけたんです。以前から知ってて食べたことがあるものから、初めて目にするようなものまで、様々な物がありました。広島のもみじ饅頭は大好きだけど、そこには新たな人気商品『もみじフィナンシェ』が載っていました。「あ、それ、この前食べた!」と思わず嬉しくなってしまいました。職場の頂きもので、メープル味がとても美味しかったんです。あまり知られていないかもしれないんだけど、鳥取の『打吹公園だんご』というのがあります。実はこれが絶品なんです。子供の頃から、親戚の家に行った帰りには買ってもらっていました。でも、残念なことに雑誌には載っていませんでした。他には、私も食べたことがある『東京バナナ』と『東京バナナかすてら』も載っていました。『東京バナナ』はその地位を確立しましたよね。東京のお土産として認知度№1なんじゃないですか? けど、こっちは『カステラ』だけど、ザラメがくっついていて、全くの別物と言った感じです。私は実はこっちの方が好きです。けど、カステラよりも『バウクーヘン』の方がもっと好きです。北海道の有名なお店が載ってたんだけど、そこのバウムクーヘンって、初めて食べた時、あまりの美味しさにビックリしました。今までの人生で一番の味だったんですもの。そうそう、北海道が舞台になっている小説にそこのバウムクーヘンが出てきたこともあります。それくらい有名なんです。それにしても、雑誌の特集は罪ですよね。絶対に食べたくなりますもの。ご当地の物は、最近ではそこに行かなくても、ネットでも買うことができますよね。今、私の頭の中には雑誌に載ってたお菓子がいくつか頭の中にあります。
『レトロニム』ってなぁに?
先日、ある雑誌を読んでいたら出て来た『レトロニム』っていう言葉。それを私は知らなかったから、初めは「ん、ん、ん、ん?」という感じでした。『レトロ』っていうんだから、何かしら古い物のことなのかな、といった感じです。けど、読んでみたら、古い物は古い物だけど、かつてと名前が変わったもののことを言うんだそうです。その代表が『白黒テレビ』なんですって。もともとは『テレビ』と呼ばれていたのに、映像に色が付いたテレビが出て来て、そっちが主流になったから『白黒テレビ』と呼ばれるようになったんです。他には『電話』も携帯の出現により『固定電話』と変化し、『電球』も『白熱電球』と変わったんです。『LAN』も元々は有線が普通だったのに、無線LANの登場とともにそちらが主流となり『有線LAN』と呼ばれるようになりました。
そういえば、『本』もそうですよね。以前は『本』といえば書店で販売されているものだったのに、今や電子書籍がかなり出回るようになったから『紙の本』なんていう言い方をします。普段は意識していなかったけど、時代の流れとともに、色々変わるものなんですね。名前のルーツを探るのは面白いかも。そして、将来には、今、普通に使っている名前がまた別の名前になっているかもしれませんよね。
美味しいごはんを食べるには
先日、新しいお米のブランドのネーミングを募集している記事を見かけて、私も何か考えてみようかなって思いました。けど、お米のブランドはものすごく沢山ありますよね。コシヒカリ、ササニシキ、あきたこまち、などなど数えきれないくらいあります。それぞれに特徴があって、炊き方にも少し違いがあるようです。
先日、五つ星お米マイスターと言われている人の本が紹介されてるのを見かけたんですけど、そこには驚きの内容がありました。私が今まで正しいと思っていたことが間違いだったんです。
最近は糖質制限ダイエットというのをよく耳にするから、なんだかごはんは太るというイメージがついてしまって、なるべく食べ過ぎないように気を付けています。特に夜には食べない方がイイと思っています。でも、子供の頃には、母にしっかりごはんを食べないと体が強くならない、なんて言われましたけどね。さて、お話を戻します。そこに書いてあった驚きの内容の1つは、『お米は水が透き通るまで洗ってはいけない』というものです。昔はぬかや汚れがついていたから『研ぐ』と言っていたけど、今は『洗う』なんですって。それも優しく。そして、水が透き通るまで洗うと旨みまで逃がしてしまうからダメなんだそうです。それと、冷凍するときには、熱いままラップにくるんで、さらにアルミホイルに包んで、そのまま急速冷凍するのがオススメなんですって。冷ましてからだと、冷めるうちに硬くなるし味も落ちるらしいんです。私の常識は覆されました。そして、もちろん賢くなりました。
銀河鉄道の夜
先日、テレビで宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』が取り上げられていました。初めは真剣に見ていたわけでなく、BGMのように流れていたといった感じだったんだけど、「実はこの物語の舞台は外国ではなく日本なんです」という声が聞こえて、思わずテレビの前に行きました。昔、読んだことがあるけど、登場人物は日本人じゃなかったはずです。「さぁ、日本のどこでしょうか」「それは岩手県なんです」もう他のことをしてはいられませんでした。その後は、ソファに座って本格的にテレビを見てしまいました。まさかの岩手県? 意外だとの思いでいっぱいでした。なんせ、主人公は『ジョバンニ』でその友人は『カムパネルラ』ですから。テレビの解説では、私が知らなかった物語の真実が語られていました。観終わった時には、頭の中はもう『銀河鉄道の夜』のことでいっぱいでした。最近はつい話題になっている現代の作家さんの小説ばかりを読んでいました。失礼だけど、「中学生じゃあるまいし、今さら宮沢賢治なんて」といった気持ちもありました。でも、ちゃんと読めていなかったみたいです。
そういえば、テレビで話していたことで、「そうだったのか」と思ったことがあったんです。実は随分前に、友人とふらっと入ったオシャレなバーがあるんですけど、そのお店の中には宮沢賢治にまつわるものがたくさん置いてあったんです。マスターがファンだからって。そして、お店の名前が『イーハトーブ』でした。それって、宮沢賢治の造語で、理想郷を意味している言葉なんですって。それも岩手県がモチーフらしいんです。今、私の最大の興味は『宮沢賢治』以外の何物でもありません。
歳を重ねても現役
先日、84歳になっても現役の女医さんについての記事を読みました。84歳になっても現役の産婦人科のドクターであって、介護施設の施設長でもあるんだそうです。そして、記事にはその先生の「どんな形でも医者として人の役に立ちたい」という強い思いが書いてありました。そして、自分も死ぬ瞬間までそうありたいと思うのは、人生の理想をしている2人の医師がいるからなんだそうです。尊敬するその二人は最後の最後まで診察をしていたと書かれています。そして、彼女は老いてからの人生を愉しむために、仕事以外ではオシャレもするんだそうです。とっても素敵な生き方です。以前、高齢になっても現役で診察を続けている別の女医さんのことも何かで読んだことがあります。その人は午前中は診察をして、午後は自分の時間を楽しんでいると書いてありました。読書が大好きで、毎月かなりの数の本を読んでいらっしゃいました。確か、絵も描いていたような……。歳を重ねても常に好奇心が旺盛であることが、きっと生きる活力になっているんですね。記事には瀬戸内寂聴さんの生き方に共鳴するとの記述があって、自分も寝床からでも電話相談を受けることができると思っているんだそうです。本当に素晴らしい人は年齢には屈しないですね。『人の役に立つために生きて、自分の人生も愉しむ』そんな人生の大先輩を見習いたいですよね。
不思議な『ドッペルゲンガー』
いつか読んだ本に世の中には自分とそっくりな人がいると書いてありました。自分の分身とも呼びたくなるようなそっくりな人に遭遇することをドイツ語で『ドッペルゲンガー』と言うんだそうです。日本語では『他人のそら似』と訳されていましたけど、若干雰囲気が違う気がします。けど、本当に自分と瓜二つの人なんているのかな。もし、いたとして、その二人が偶然に出会うということ。そんな体験は、それこそとんでもなく少ない確率なんだと思います。
実は先日、イギリスで起きた『ドッペルゲンガー』体験の記事を読んだんです。ロンドンからアイルランドへの飛行機で隣同士になったふたりの男性のお話です。その二人は髪の色、歯並び、服の色、髪型、ひげの伸ばし方など、何から何までそっくりだったんだそうです。あまりのそっくりぶりに機内は笑いと興奮に包まれたと書いてありました。さらに、アイルランドで予約していたホテルまで同じだったんですって。これはもう偶然なんていう言葉では表されないですよね。双子が離れていてもお互いのことがわかったり、好みが似ていたりするのは耳にしたことがあります。それだって不思議だけど、遺伝子からくる何かが原因なんですよね、その場合。けど、他人ですよ。神秘的です。まだまだ科学では解明できないことって沢山あります。
入社試験いろいろ
最近の企業は、ありきたりでなく他とは異なった独特の入社試験を実施しているところもあると聞いたことがあります。それによって人物の柔軟性や発想力などを見るようなんです。私が以前何かの記事で読んだ時には、応募するときに写真だけでなく動画を撮影して送るといったものやツイッターのフォロワー数が何人以上という条件がある会社などがありました。また、インターンシップで有利になるとか、もしくは、インターンシップでのみ採用する、などもあるんです。それに、イマドキだなって思うのは、ブログ執筆に関する条件などです。特にIT関連やベンチャー企業に多いみたいです。
でも、「へぇ」って感心してしまったのが、あ、これ、実は小説の中のお話なので、現実にはあるのかどうかわからないんですけど、「いかにも」といった感じでありそうです。主人公が「こんな入社試験なんて……」と言っていた試験があります。それは、歌の1番の歌詞が書いてあって、その続き、「2番の歌詞を自由に書きなさい」という問題だったんですって。そして、もう一つは、問題用紙に文章が書いてあって、それが『起承転結』の『起』の部分で、「その続きの『承転結』を考えて書きなさい」というものだったんだそうです。ユニークですよね。けど、得手不得手に関わらず、その人の人間性が分かる気がしますよね。まぁ、あくまで小説ですけど。
イチゴ続きです
先日、お仕事でお世話になっている人と職場の人といっしょ居酒屋さんに行く機会がありました。前日にお酒を抜いているから、すごく美味しいと喜んでいる先輩がいました。男性陣は、みんなビールから始まって、焼酎、日本酒とぐんぐん進んでいきました。飲む前にウコンを飲んでいるから大丈夫なんて話しています。気休めじゃないのかな、なんて思えてしまうんですけどね。そんな感じでわいわいとやっていた時に、アボカド専門店をやってる人が、アボカドと『あまおう』をミックスしたドリンクを売るという話から、イチゴの話になりました。私もイチゴは大好きです。でも、『あまおう』は高いねっていうところから始まって、そもそもイチゴは1パックいくらだったら安いか高いかという話題になりました。スーパーでもその値段で買うのを躊躇したりしますもの。そしてら、九州から来ていた人が、「イチゴはもらうものだと思ってた」なんて言い出しだんです。周りにたくさん農家があって、親戚にも農業をやってる人がいるから、野菜でも果物でももらうことが多いんだって。なんて羨やましいお話でしょう。
そんなことがあって、なんだかイチゴが食べたいなぁって思ってたら、またしてもそんな話題に遭遇です。今度は、今読んでる小説の中に出てきたんです。「田舎から送ってきたから、みんなで食べよう」って。『つぶつぶの肌が水をピンピンはじいてる』なんて表現には完全にやられました。少しくらい高くても、もう買っちゃいます。
思いを馳せる学生時代
時々、何かのきっかけで子供の頃のこと、学生時代のことを思い出します。いつか何かで読んだように、思い出はいつのまにか本当に美しくなっているものですね。時のおかげで、全てがキラキラしたものに変化しています。
今、読んでる小説の主人公や登場人物はほぼ大学生です。色んなタイプの人がいて、それぞれ生き方が異なります。それを読んでいると、思い出すのはやっぱり自分の学生時代のことです。あんなことがあったなぁ、こんなこともあったなぁって、過去の自分へと思いを馳せてしまいます。登場人物の中の一人にすごく親近感を覚えたり、他の人物には友人を重ねてみたりと、なんだかストーリーを追っているのか、自分の学生時代との共通点を探しているのか、どっちが主なのかといった感じです。でも、大人社会の小説は知らない世界に入り込めるし緊張感や緊迫感があったりするのが魅力なんだけど、こんな風な物語もいいですよね。自分が通って来た道だから、「うん、わかる、わかる」と頷けることも多いですしね。けど、大人になって思うことは、やっぱり学生時代は気楽な日々だったなってことです。毎日、なんて楽しいんだろうって思っていましたもの。戻りたいとまでは思わないけど、もし戻れるなら、もっともっと色んなことに挑戦しても良かったなって、欲がでます。小説の中で登場人物たちは悩んだり衝突したりするけど、それでもやっぱりキラキラしています。