思いを馳せる学生時代

時々、何かのきっかけで子供の頃のこと、学生時代のことを思い出します。いつか何かで読んだように、思い出はいつのまにか本当に美しくなっているものですね。時のおかげで、全てがキラキラしたものに変化しています。
今、読んでる小説の主人公や登場人物はほぼ大学生です。色んなタイプの人がいて、それぞれ生き方が異なります。それを読んでいると、思い出すのはやっぱり自分の学生時代のことです。あんなことがあったなぁ、こんなこともあったなぁって、過去の自分へと思いを馳せてしまいます。登場人物の中の一人にすごく親近感を覚えたり、他の人物には友人を重ねてみたりと、なんだかストーリーを追っているのか、自分の学生時代との共通点を探しているのか、どっちが主なのかといった感じです。でも、大人社会の小説は知らない世界に入り込めるし緊張感や緊迫感があったりするのが魅力なんだけど、こんな風な物語もいいですよね。自分が通って来た道だから、「うん、わかる、わかる」と頷けることも多いですしね。けど、大人になって思うことは、やっぱり学生時代は気楽な日々だったなってことです。毎日、なんて楽しいんだろうって思っていましたもの。戻りたいとまでは思わないけど、もし戻れるなら、もっともっと色んなことに挑戦しても良かったなって、欲がでます。小説の中で登場人物たちは悩んだり衝突したりするけど、それでもやっぱりキラキラしています。