子供は走る

この前、夕方にワンコのお散歩に行った時に、下校中の小学生に会いました。みんな元気に走ってたから、うちのワンコもそれにつられてはしゃいでいました。子供って急いでなくても走ってますよね。何か嬉しいことがあったときにも。ご機嫌だとスキップしたりもしますしね。この前読んだ小説にもそんなことが書いてありました。タイムリープもので、舞台は江戸時代だったんだけど、平成からそこに迷い込んだ主人公たちが、喜んで走っている子供を見て、「平成の子供と同じだな」って話していたんです。いつの時代も子供は同じだと。本当にそうだと思います。特に嬉しい時にはなおさらです。私だって、遊園地で父からボートに乗ってもいいって言われたら、「やったー」ってボート乗り場まで走って行ったのを覚えています。学校帰りにはスキップをしながら帰った記憶もあります。大人になってからスキップなんてしたことありません。そもそも今でもできるのかなってことなんですけど。そんな子供の頃が懐かしいです。その日、小学生たちの後ろ姿を見送ってから、まだピョンピョンとはしゃぐワンコにこう言いました。「お家まで走ろうか!?」私が駆け出すのを見て、嬉しそうに勢いをつけるワンコ。家に着いた時には、息切れが……。でも、久しぶりに楽しいお散歩でした。