眼の前がくるくると

読書をしていて、目がつかれたからちょっと休もうと思い、本を置いて横になったとたん…突然目がぐるぐるぐるぐると周りだしました。初めての体験で面食らってしまいましたが、たぶんめまいなのでしょうね。
まるでおとぎ話の主人公が、不思議な薬を飲んで異世界にぐるぐると落ちていくような感覚というのでしょうか……。高速で眼の前が回転してしまって目を開けてもいられず、そのまま闇に飲まれて奥底に深く沈んでいくようでした。
たまたまかなと思ったのですが、しばらくしてもう一度横になろうとしたらまた同じめまいに襲われて酔ってしまいました。
読書どころか、普通に生活するのもままならいほどの状態であわてて病院に行ってきました。
診察の結果、メニエール病というものだそうで、めまいと吐き気の発作を繰り返す病気らしく、内耳のリンパが増えてしまうことが原因のようです。
以前、突発性難聴にかかったことがあるんですが、どうやらそれが完治していなかったようで…低音が聞こえにくくなっていました。まったくそういった自覚はないんですけどね。
メニエール病になる原因としては、ストレスだとか疲労だとかではっきりとこれといったものはなさそうです。
調べたらスマホなどで目を疲れさせるのもよくないとのことなので、読書やスマホもほどほどにしないといけませんね。

藤の花に「をかし」を感じる

春になると、山々の淡紫色の藤が目に留まります。学生時代、通学途中に見かけたのを機に好きになりました。それまでは藤の花を知らなかったのですが、一度意識してしまうと案外どこにでも咲いていることに気付きます。
古典の授業で「いとをかし」という言葉を知った時はそれはもう衝撃的で、かつて平安の時代を生きた人々が、四季折々の自然を愛でる気持ちをこのたった五文字に載せ、「たいそう趣がある」という意味で使用していたことを学び、なんて素敵な表現だろうと思いました。今でも残るいろいろな文献でもこの「いとをかし」が使われているのを見かけます。身の回りの小さなこと一つにも趣があると感動している様は、今の私たちとなんら変わりはなく、自然を愛でてきた日本人の性なのかもしれないと感じました。
数年前の春、久しぶりに帰省し通学に使っていた道を通ると、やはり藤の花は咲いていました。決して派手ではない淡紫色の花房は、遠い昔の平安貴族の生活を目の前に浮かばせます。風雅な平安時代にタイムスリップしたような気持ちになりますね。職場の近くのあるお宅には庭に藤棚があり、春に通るととても見事な花房でした。いとをかし。いつでも愛でられるのは本当に羨ましいです。

美しい日本語表現

私が読書が好きな理由のひとつとして、日本語の美しさがあります。
単語ひとつとっても、いろいろな表現がありますよね。
ただ表現をするだけではなく、日本人、日本語特有の美しさが好きです。
いくつか好きな日本語表現をあげていこうと思います。

・花鳥風月(かちょうふうげつ)
自然の美しい景色のことです。
それを花、鳥、風、月で表すのって素敵じゃないですか?

・朧月夜(おぼろづきよ)
春の夜に月が霧やもやなどでほのかに霞んでいる景色
字面も言葉の響きも美しいです。
月を表現す言葉は美しいものが多いです。

・黄昏(たそがれ)
薄暗くなった夕方。
こちらも言葉の響きが美しいです。
夕方ひとつとっても、こうやっていろいろな表現があるのは素晴らしいです。

・恋煩い(こいわずらい)
恋によって悩み、まるで病にかかたかのようになる様子。
恋をするって素敵だけど、苦しく悩むことも多いと思います。
それを病気として表現するのも美しく感じます。

・胡蝶の夢(こちょうのゆめ)
夢と現実の境が曖昧なこと。人生の儚さ。
使い所は難しいですが、本当に美しい表現。

などなど上げたらきりがありません。
もっとたくさんご紹介したいですが、終りが見えないのでこの辺にしておきます。
みなさんはどのような表現がお好きですか。

和菓子がおとも

みなさんは、和菓子と洋菓子どちらがお好きですか?
インターネットの調査によると和菓子よりも洋菓子のほうが好きと答えた人のほうが、多いようです。なんとなくわかる気がします。
私はどちらも好きですが、以前は洋菓子一択といった感じでした。けど、最近和菓子のよさに目覚めてきました。洋菓子に比べると、なんとなく地味だし、おばあちゃん感があるよなあなんて思って、つい洋菓子ばかりを買っていたんですよね。けど、和菓子ってやっぱり日本茶に合うんですよ。読書タイムのとき、緑茶を飲むことも多いんですが、そのときに人からいただいたどらやきを一緒に食べたらなんておいしいんだろうって思ってからは、ちょこちょこ和菓子を買うよになりました。洋菓子よりも動物性脂肪が少ないし、カロリーも低い。それにあんこには食物繊維がたっぷりで美容にもいい気がしています。
ただやはり和菓子といえどもお菓子はお菓子です。さっぱりしてる分、ついついもうひとつってなりがちですが…和菓子も糖質はそこそこ高いので気をつけないといけませんね。カロリーが気になるときは、寒天を使ったお菓子に切り替えようと思います。寒天はすごく低カロリーで食物繊維も豊富ですから。
さてさて、今日の読書のおともは何にしようかな?

老後の私を想像する

冬になると、編み物の本や毛糸がお店によく並びます。編み物は何度かやったことがありますが、何か一つのものを編み終えたことはありません。いつか挑戦したいと思っていますがなかなか……。でも毛糸の色と種類って、なんだかワクワクしますよね!細かったりふわふわだったり、まさかラメ入りやらひと玉が一色じゃないものまで販売されているとは思いませんでした!編み物は全然慣れていないのにコレクションしたくなってしまいます。最近では100円ショップでもものすごい品揃えです。季節が限定されず通年陳列されているように感じます。編み物といえばマフラーやセーターを編むような冬のイメージが強いですが、編み物好きな人にとってはありがたいことですよね。
もっともっと年を重ねたら、暖炉の前でロッキングチェアに座って編み物をしてみたいと実は密かに思っています。昔読んだ本に挿絵付きでそういうシーンがあって、とても素敵な絵だったことをよく覚えています。椅子に座った年配の女性の膝上には丸まった猫がいて、よく見かけるようなありきたりな構図かもしれませんが、のどかそうな様子に心もホッとしました。女性の表情もすごく穏やかだったので、そんな老後を過ごせたら幸せかもしれません(笑)

タバコ、苦手です

私はタバコが苦手だったりします。もともと得意ではなかったんですが、狭い室内で複数人が紙巻きのタバコを吸っていて、換気が十分でなかったせいか、もろに副流煙を吸ってしまって…その日一日中、吐き気と頭痛に襲われてひど目にあったことがあります。それがトラウマというか…また具合悪くなったらどうしようと心配になってしまいます。
喫茶店で美味しいコーヒーをいただきながら、お気に入りの小説を読んでいても…もわぁ~っとタバコの煙がにおってきたら…具合が悪くなる前に帰ろうって足早に店をでることも。分煙といっても、結構煙が届くこともある場所もありますし、古い喫茶店だと未だに喫煙可みたいなところも…なくはなかったりします。
今は電子タバコがだいぶ浸透してきて、紙巻きのタバコのように煙いということはなくなってきたなと思いますが、電子タバコは電子タバコで独特な臭いというか、生木を燃やしたような臭いが苦手だったりします。
昔は、タバコ吸ってる人にタバコやめてといったり、「吸っていい?(タバコをすでに手に持って火をつけようとしてる)」と、吸う前提で聞かれたりして、やめてと言いにくいいことがありましたが、最近は禁煙があたりまえとなってきてだいぶすごしやすくなったなとは感じます。(ありがたい!)
喫煙者のことが嫌いというわけではないんですが、リラックスしたい場所やお気に入りの場所ではタバコの臭いがない状態だと嬉しいなと思います。

爪に亀裂が…

この間、読書しているときにふと自分の手先をみたら…なんと爪に亀裂が…。以前から、そんなに爪を長くしているつもりはないのに、爪の横から亀裂が入ることが多いんですよね。上の方に亀裂が入るのならまだいいんですけど、だいたい爪の真ん中あたりから亀裂が入ります。そのまま横からどんどん割れていったら大変、と思ってテーピングとかで補強するんですけど、親指や人差し指などのよく使う指だった場合、その努力虚しくそのまま爪が折れちゃうんですよね。
先月はどういうわけか足の爪含めて4本も爪が割れました。なんでこんなに!?と思ったんですけど、爪って乾燥に弱いみたいなんですよね。そんなに乾燥してたか?って思うんですけど、空調をつけていれば乾燥もするだろうし、水仕事でも乾燥するし、なによりアルコール除菌ですごく乾燥するみたいです。最近だと、どこに行ってもアルコール除菌するじゃないですか?あれが思ったより爪に影響を与えているようです。
とはいえ、しないわけにもいかないのでまめにハンドクリームを塗ったり、キューティクルオイルを爪にしっかり塗り込んだりと指先までケアをしていこうと思いました。あとはタンパク質不足や鉄欠乏性貧血なんかでも爪がもろくなるようなので、栄養バランスを考えた食事にも気をつけたいです。

図書館で3冊借りてきた

先日、図書館で好きな作家さんの短編集を借りてきました。この作者さんのデビュー作が入った短編集が大好きでもう4,5回は読み返しているのに他の本は読んだことがありませんでした。短編集って読みやすいからちょっと読み返そうかなっていうのにちょうど良くて新作が出ていることは知っていたのですがつい先延ばしにしちゃってました。
他にも自己啓発本1冊と、お料理のレシピ本を1冊の計3冊を借りました。今は自己気発の方を読んでいるのでこっちが終わったらお待ちかねの短編集タイムにしようと思います♪
こうしてみると図書館はいろんしゃ種類の本があって本当に楽しいし有難いですよね。旅行用雑誌も全国はもちろん海外のものもありますし、児童書も雑誌も図鑑も、なんでもあります。ベッドと食べ物・飲み物さえあれば私一生いれるかもしれないです(笑)
前は小説を借りることが多かったのですが最近は料理のレシピ本や片付け術のお役立ち系の本を借りる割合が多くなっています。買って家に残しておきたいほどではないけどたまにアイディアをもらいたい時にちょうどいいんですよね。それに最近は忙しくてたくさん小説を借りてもなかなか全部読む時間がありません。今回はなかなか良い配分で無理なく全て読み終えれそうです。

SNSきっかけで出会うものたち

SNSで知った漫画にハマっています。コミックアプリが流通している中でその漫画も宣伝として載っていました。数ページだけ抜粋されたものだったのですがなんだか面白そうと思って1話読んでみたのがきっかけです。そしたらすごく面白くてそのまま2話、3話と読み進めて行き、それが1年近く前なのですが今も絶賛最新話の更新を待っている状態です。漫画アプリの策略にまんまとひっかかってしまったようで悔しいです(笑)
未完の作品は最新話や最新巻が出るのを待つのが楽しい反面、つらいんですよね(苦笑)一気に読んでしまいたい…!でも次の更新があるまで、また1話から読み返してよりその世界観に没頭するのも良いんですけどね。
最近はこういうSNSの広告で知る作品がたくさんあります。しかも無料で1話や1巻が読めたりするからすごいですよね。たくさんの人に知ってもらえるし、手に取ってもらうまでが大変なのもずっとハードル低くなってるのではないでしょうか。自身のSNSでコツコツあげていたものがある時一気に伸びて誰もが知る作品になることだってありますよね!継続は力なり!どこで火がつくか分かりませんよね。
素敵なものがどんどん発信されてどんどん回っていくと良いと思います。

ワークブーツを駆使して甘辛コーディネートを楽しむ

数年前の冬のある日、出掛け先でお気に入りのロングブーツのファスナーが大破してしまい、ワークブーツを購入しました。雪や雨にも対応できる防水加工が施されており、お値段もお手頃で履きやすかったため、ものの5分で購入を決めました。あれから何回もの冬を共に過ごし、寒さから私の足を守ってくれております。
そんな愛着溢れるアイテムを眺めていると、私がファンである女性作家がファッション評論家との対談の際に着ていた装いを思い出すのです。その雑誌が出たのは秋が深まった頃で、黒にピンクの花柄のガーリッシュなワンピースとゴツイ形のワークブーツを組み合わせたとてもカッコいいコーディネートでした。あの対談を読んでから何年も経ちますが、今でも「あの装いは素敵」と思っていて、私も今持っているブーツを年中フル活用させて「甘辛コーディネート」をしたいと常日頃から心掛けております。
甘すぎず辛すぎず、丁度よい塩梅の女性でいるためにも、まずは服装から改心してゆこうと、切磋琢磨している今日この頃。こうした時間は、普段使わない脳の一部をフル活用しているようで、自分の中に眠っている感覚がいい具合に活性化していることに気付かされるのでした。