電車のアナウンス

何気に乗ってる電車だけど、時にはそのアナウンスに思わず真剣に耳を傾けてしまうことがあります。その時代、時代に即したアナウンスをしてるから、そんなことまで言うんだって驚くやら感心するやらってことも多いんです。年々海外からの旅行者が増えているから、日本語だけでなく英語でもアナウンスするようになって、路線によっては中国語、韓国語でも放送されています。駅では歩きスマホを止めるように喚起していますしね。車内ではイヤホンからの音漏れに気を付けるように、や、リュックを背負ったままで乗らないように、や、他にも色々注意事項はあります。でも、先日、座って小説の続きを読んでいたのに、思わず本から顔を上げて耳を傾けてしまいました。だって、そのアナウンスは何かを禁止したり注意したりする内容ではなかったんですもの。「お年寄りや体の不自由な方を見かけたら、席が空いていますよ、や、何かお手伝いしましょうか、などのお声がけをお願いします」というものだったんです。無関心でいないようにと促す内容だったんです。もちろん、むやみに声を掛ける必要はないと思うけど、少し関心を持って気を付けて見守ってあげることは大事なことですよね。助け合う気持ちを常に持つことは必要です。珍しい車内アナウンスだって思ったけど、温かくて素敵だなって思いました。