靴職人の男達

最近読んだ小説に靴職人の男性が登場しました。彼はとてもおしゃれでライフスタイルが洗練されています。そのため素敵なものづくりをする男性だということを想像することができます。この物語は恋人と一緒に山小屋でハネムーンを過ごすストーリーで、彼が手掛けた靴をプレゼントするシーンはとても心に残ったのでした。
靴は無くてはならないものです。だからこそ履きやすくて歩きやすいものを選ぶよう心掛けています。しかしながら今までお店に並ぶ商品を見ていても、職人さんのイメージが湧きませんでした。そのため先日読んだ小説は、遠い昔に忘れてきたものを思い出させてくれたような感覚を味わったのでした。
そしてもう一つ。昨晩観た映画にも小説と同様に職人を目指す高校生が登場しました。彼は高校1年生ですが自分の夢を貫くため、バイトをして専門学校へ通う費用を稼ぎ、日々自室で靴を作成しています。その姿は男気溢れていてカッコよかったです。また好きな女性のために可愛らしいパンプスを作り、それを渡すことなくエンドロールが流れたところは切なくもありました。しかしいつかその女性の元にパンプスを渡しにゆくであろうことが想像できたため、どこかホッとしたのでした。
これらの作品から私も世界でたった一つのシューズを手にしたいと思うようになりました。いつかハンドメイドで作られた自分だけの逸品を履く日が来ることを願っています。