不思議な『ドッペルゲンガー』

いつか読んだ本に世の中には自分とそっくりな人がいると書いてありました。自分の分身とも呼びたくなるようなそっくりな人に遭遇することをドイツ語で『ドッペルゲンガー』と言うんだそうです。日本語では『他人のそら似』と訳されていましたけど、若干雰囲気が違う気がします。けど、本当に自分と瓜二つの人なんているのかな。もし、いたとして、その二人が偶然に出会うということ。そんな体験は、それこそとんでもなく少ない確率なんだと思います。
実は先日、イギリスで起きた『ドッペルゲンガー』体験の記事を読んだんです。ロンドンからアイルランドへの飛行機で隣同士になったふたりの男性のお話です。その二人は髪の色、歯並び、服の色、髪型、ひげの伸ばし方など、何から何までそっくりだったんだそうです。あまりのそっくりぶりに機内は笑いと興奮に包まれたと書いてありました。さらに、アイルランドで予約していたホテルまで同じだったんですって。これはもう偶然なんていう言葉では表されないですよね。双子が離れていてもお互いのことがわかったり、好みが似ていたりするのは耳にしたことがあります。それだって不思議だけど、遺伝子からくる何かが原因なんですよね、その場合。けど、他人ですよ。神秘的です。まだまだ科学では解明できないことって沢山あります。