ワークブーツを駆使して甘辛コーディネートを楽しむ

数年前の冬のある日、出掛け先でお気に入りのロングブーツのファスナーが大破してしまい、ワークブーツを購入しました。雪や雨にも対応できる防水加工が施されており、お値段もお手頃で履きやすかったため、ものの5分で購入を決めました。あれから何回もの冬を共に過ごし、寒さから私の足を守ってくれております。
そんな愛着溢れるアイテムを眺めていると、私がファンである女性作家がファッション評論家との対談の際に着ていた装いを思い出すのです。その雑誌が出たのは秋が深まった頃で、黒にピンクの花柄のガーリッシュなワンピースとゴツイ形のワークブーツを組み合わせたとてもカッコいいコーディネートでした。あの対談を読んでから何年も経ちますが、今でも「あの装いは素敵」と思っていて、私も今持っているブーツを年中フル活用させて「甘辛コーディネート」をしたいと常日頃から心掛けております。
甘すぎず辛すぎず、丁度よい塩梅の女性でいるためにも、まずは服装から改心してゆこうと、切磋琢磨している今日この頃。こうした時間は、普段使わない脳の一部をフル活用しているようで、自分の中に眠っている感覚がいい具合に活性化していることに気付かされるのでした。