「なってこったー」な日

先日、職場に持って行かなくてはいけないものがあって、持っている手さげカバンの中で2番目に大きなカバンを引っ張り出してきて、そこに入れました。もう少し小さくても大丈夫だったかもって思ったけど、それより小さくて合いそうな物は持ち合わせていません。だから、もう諦めるしかありませんでした。けど、いつも持っているもうひとつの手さげも持って行く必要があるから、トートバッグに普通の手さげとビッグな手さげといった出で立ちになってしまいました。朝、家を出るときに鏡で自分の姿を見ると一体どこからやって来たのかというように見えました。「そうだ」と思いついて、大きな手さげにもう一つの方も押し込んで家を出ました。でも、それが大失敗だったんです。もう重たいのなんのって。二つに分けているとそんなに気にならなかった重さが、ひとつになるといきなり倍以上に感じました。駅の階段の上り下りだけでも大変でした。
絶対に座らなきゃ通勤時間を耐えられないと思った私は、乗り換え駅で仕方なく1本見送って並んで次の電車に乗ることにしました。その努力のおかげでなんとか座ることができました。荷物は膝の上に置きたかったけど、あまりの大きさに足元に置きました。「ふぅ」とため息をついて、でも、座れたのならせめて読書をしようと思ったんだけど、バッグの中に本が入ってなかったんです。そういえば、荷物に気を取られてしまって、昨夜読んでいた小説をベッドのわきにそのまま置いてきてしまいました。なんてこったー!
職場に着いたときには、その日の仕事はもう終えたような気分になってしまっていました。

予感は当たりました

先日、朝起きたら喉に違和感がありました。唾をのみ込んだら少しだけ痛いような……。風邪薬を飲んでおいた方がいいかな、なんて頭の隅っこで考えながら出勤の準備をしていたんだけど、結局、いつものように時間に追われてしまって、お薬どころではありませんでした。でも、そんなにも気には留めていませんでした。電車では運よく座ることができて、小説を読むことができました。少し前からシリーズで読み続けている小説です。本当に面白くて、そのおかげで毎日が楽しいと思えるくらいです。ところが、もうすぐ乗り換えの駅に着くからと、キリのイイところで本を閉じてバッグにしまったときです。なんだか頭が重たかったんです。肩も凝ってるような気がしました。その上、腰も痛いような、だるいような……。なんだか悪い予感がします。高い熱が出る前って、いつもこんな感じだと思ったんです。
なんとなく変だなって思いながらも午前中の仕事を終えました。けど、ランチの時間になったのにお腹が空いていないんです。だから、ビタミンドリンクとおにぎりで軽く済ませてしまいました。
そしたら、午後からなんだか寒気が……。案の定です。測らなくても熱が出てきたのがわかりました。結局、少し早めに帰宅させてもらって病院に行くことになってしまったんです。やっぱり、朝からの違和感はその前兆だったんですよね。今度からは、早めに対処しようと心に誓いました。

歳を重ねても現役

先日、84歳になっても現役の女医さんについての記事を読みました。84歳になっても現役の産婦人科のドクターであって、介護施設の施設長でもあるんだそうです。そして、記事にはその先生の「どんな形でも医者として人の役に立ちたい」という強い思いが書いてありました。そして、自分も死ぬ瞬間までそうありたいと思うのは、人生の理想をしている2人の医師がいるからなんだそうです。尊敬するその二人は最後の最後まで診察をしていたと書かれています。そして、彼女は老いてからの人生を愉しむために、仕事以外ではオシャレもするんだそうです。とっても素敵な生き方です。以前、高齢になっても現役で診察を続けている別の女医さんのことも何かで読んだことがあります。その人は午前中は診察をして、午後は自分の時間を楽しんでいると書いてありました。読書が大好きで、毎月かなりの数の本を読んでいらっしゃいました。確か、絵も描いていたような……。歳を重ねても常に好奇心が旺盛であることが、きっと生きる活力になっているんですね。記事には瀬戸内寂聴さんの生き方に共鳴するとの記述があって、自分も寝床からでも電話相談を受けることができると思っているんだそうです。本当に素晴らしい人は年齢には屈しないですね。『人の役に立つために生きて、自分の人生も愉しむ』そんな人生の大先輩を見習いたいですよね。

私には無理でした

映画やテレビドラマでは、あまりにも残酷なものやグロテスクなものは苦手です。思わず目を逸らしてしまいます。でも、小説の場合は自分の想像の範囲で収まるから、まだそこまでではないと思っていたんです。でも、そうでないことがあるってわかったんです。先日から読んでる小説は、芥川賞を受賞した作家さんのもので、受賞作ではないけど、いえ、受賞作でないからこそ興味が湧いて買ってしまったんです。その作家さんは一見とても大人しそうな女性です。でも、その文章はかなりグロテスクな表現が多いとも耳にしました。けど、彼女の外見からはとても信じられなかったんです。受賞作を読んでみようと思いながら、あまりにも世間で人気だから逆に躊躇してしまっていました。だからこそ、それ以外の作品に興味を持ったのかもしれません。今、まだ3分の1も読んでいません。でも、実はかなりしんどいです。登場人物の心理描写、目の前の出来事の細かい状況描写など、次々に出て来る文章表現に私の頭はすでに拒絶反応を起こしかけています。だって、ストーリーが難しくて頭に入らないとか興味が持てなくて物語に入り込めない、なんていう種類の感覚ではないんですもの。小説を読んでいて、こんな気持ちになったのは初めてです。「私には無理」というのが正直な気持ちです。たぶん、リタイアします。やっぱり幸せな気分になれる文章が、私は好きです。

料理が下手だと思われる時

この前、雑誌で見かけた記事には、男性が『料理が下手だと思う女性の行動ランキング』なんていうのが載っていました。ちょっとこれは恐ろしいぞっと思ってしまいました。女性の何気ない行動から判断されているんでしょうね。学生でも社会人でも、何といっても一番は、BBQやイベントでの行動を見られるんでしょうね。
そのランキングを見ると、どれも「確かに」って思ってしまうことばかりでした。第5位は『食材の切り方がおかしい』です。これって、普段やってるかやってないかが本当によくわかるんですよね。口でいくら誤魔化したところでバレバレです。第4位は『タバコを吸う』でした。でも、これはハッキリした根拠がなくてイメージからくることみたいです。タバコのせいで味覚が劣ってるんじゃないかとの思い込みからでしょうか。これには反論したい人も多いかもしれませんね。第3位は『部屋が散らかってる、とか、掃除ができない』です。これは料理が下手というより、不潔に感じるからやってほしくないという考えなど衛生面で心配だとの声みたいです。第2位は、『包丁の使い方がおかしい』でした。これは絶対に当たってると思います。普段やり慣れてないと、危なっかしくて見ていられませんから。そして、第1位に輝いたのは、『食事のマナーが悪い』でした。マナーが悪いと料理の腕が良いとは考えられないということです。料理をすることと食事のマナーには根底に流れている姿勢が同じだと考える男性が多いんですね。マナーがそこまで見られているとは! けど、それを読んだら、結局は普段やっていない人は当然下手だってことで、それはすぐにバレるということです。普段から実行あるのみ。

そそっかしんだから

先日、ものすごく久しぶりに転びました。それも駅の階段でときてますから、恥ずかしいのなんのって。けど、今、思ってもどうして転んだのかがわかりません。どうなったのかもわからないんです。駅の階段を下りながら、実は今読んでる小説の舞台について考えていたんです。モデルになっている町について。その町には過去に一度だけ行ったことがあるはずだけど、なかなかその光景を思い出せなくて……自分が行ったときのことを考えていたんです。そしたら、突然、足をすくわれたという印象で尻もちをついてしまったんです。階段と階段の間に少し広くなっているステップのところに。そこでなければ、下まで転げ落ちていたかもしれません。まさに不幸中の幸いです。けど、足首が痛くて立てなかったんです。でも、なとか立ち上がって右足を引きずりながら手すりのところまで進みました。捻挫したのか右の足首がジンジンしていました。尻もちをついた瞬間、隣を歩いていた女性が「大丈夫?」と声をかけてくれたけど、それだけでした。まあ、大したことじゃないから当たり前なんだけど、こういう場面って小説では誰かが起こしてくれたりするんじゃないの? 「大丈夫ですか」って素敵な男性が手を貸してくれるとか。手すりにつかまって、右足を引きずりながら残りの階段を下りる私って、我ながら情けなくなりました。歩きながらの考え事は要注意です。

紙魚にやられた!

読書家の人は定期的に押入れや本棚を掃除した方がいいですよ!そうしないと紙魚に本を食べられてしまいます。私もやるようにしていましたが、このところ忙しくてサボっていたらやられてしまいました。先日、押入れにしまっている小説を読もうと思って、段ボールを開けてみると大変なことになっていたのです。すっかりと食べられていて、見るも無残な姿に。けっこう大事にしていたものや、価値のある本もやられてしまったので、ショックが大きいです。自分のせいだというのは分かっていますが、やっぱり悔しいものは悔しいですね。ちゃんと掃除していれば、こんな目にあわなかったのにな。
これ以上、被害を拡大させないために私がしたことは、段ボールの処分です。段ボールは紙魚のエサになるので、自宅にあるものを片っ端から捨てました。ちなみに紙袋もエサになってしまうので、捨てた方がいいですよ!あと読まない本もできる限り処分することにしました。そのまま捨ててしまうのはもったいないので、古本屋に売りに行ってきましたが、たいした値段にならなかったです。まぁ、そんなに人気のある作品でもないし、妥当な値段だっかたかも。紙魚をそのまま放置すると本だけではなくて、服にも影響を与えるので注意してください!

オークションで競り負けた時の悔しさ

みなさんも経験があると思いますが、オークションで欲しい商品をゲットできなかった時、ものすごく悔しいですよね。この前、久しぶりにそんな気持ちを味わいました。オークションを眺めていると前々から読みたかった小説を発見したので、すぐに入札しました。あまりメジャーな本ではないからライバルは少ないだろうって楽観視していると意外に多くてビックリ!どんどん入札者が増えていって、価格も高くなっていったのです。予算は500円まで!って決めていましたが、負けたくないという気持ちが出てきて、1000円まで粘ってみることに。いつもならそのくらい出せば競り勝てるはずが、今回は負けてしまいました。最終的に1500円くらいになったのかな。
「さすがにそれだけ出すなら本屋に行って買った方が安いから買わなくて良かった!」と自分に言い聞かせましたが、やっぱり競り負けたのは悔しいです。それにしても100円スタートの本がここまで値段が上がるなんてね。自分が思っているよりもよっぽど人気があったんでしょう。それから古本屋で同じ小説を探していますが、いまだに見つけることができていません。今となってはどうすることもできませんが、これなら1500円出しても買った方が良かったかも。

目覚ましが鳴らなかった

どれだけ自分が目覚ましに頼り切っているのか思い知らされました。いつも通り、寝る前にスマホのアラームをセットして、眠りについたのですが、ここで重大なミスをしていたのです。いつもスマホの充電をしながら寝るのですが、その日に限って充電を忘れてしまったのです。もう分かりますよね?寝ている時に充電がなくなってアラームが鳴りませんでした。今日はやけにたくさん寝ているような気がすると思ったら、普段よりも30分以上長く寝ていました。「あれ?目覚ましは?」と思ってスマホを見るとバッテリーが切れていて、すぐに現状を把握しました。本来なら少し読書をしてから準備をはじめますが、その日は本を読む余裕はなく、すぐに準備をはじめました。化粧をする時間さえもなかったので、職場でやりましたよ。なんとか遅刻せずに間に合いましたが、朝から疲れちゃって大変な思いをしました。
ただ、遅刻しなかったのが不幸中の幸いですよね。遅く起きましたが、まだ30分程度で良かったです。1時間オーバーだったら確実に遅刻でした。スマホの充電ってなくなるのが早いので、気をつけてはいたのですが、今回みたいにうっかりと忘れてしまうこともあるので寝る前に確認するようになりました。

本に集中しすぎて気付かなかった

この間、友人に「なんで無視したの?」と言われて何のことなのかさっぱり分かりませんでした。そもそも、最近その友人に会った記憶はないし。「人違いじゃない?」って言ったら、絶対に私だと言われたので、ますます分からなくなりました。それで、どこで会ったのか聞いたら、駅近くのカフェだったので、ようやく謎が解けました。たしかその時私は読書をしていたはずです。あまりにも面白い本だったので、ものすごく集中して読んでいました。だから、友人に声をかけられても気付けなかったんだと思います。かなり不快な思いをさせてしまったようですが、謝ったら許してくれたので良かったです。でも、こんな時ってたまにないですか?本じゃなくても、ゲームとか仕事に集中している時に声をかけられても気付かない時って。それと一緒です。
私の場合、本に集中すると話しかけられても気付かないことがあります。前もそれで一度、誤解を招いたことがあるので気をつけないとね。無視したくてしているわけではなく、気づかないだけなので、勘違いされるのは嫌です。一応、仲のいい友達はそのことを知っているので、本を読んでいる時は話しかけないようにしています。それか大きな声で話しかけるか、ボディタッチをしてくるかのどっちかかな。